4.Fの災難/飛び立つBuild
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ったというか知っている顔がいた。
「久しぶりね。レイモンド君」
「あんたは確か……更識楯無」
日本における暗部『更識』のトップにしてロシア代表。なぜ俺がこの人を知っているかというと東都政府に会議なのかは知らないが来たことがありその時に知り合った。それぐらいの関係だ。
「なるほど。ロシア代表か。千冬さんよりかはマシかな」
「それよりも。ISも纏わずにここに来るとはね。私もなめられたものね」
「おっと、そいつは失礼した。それじゃ」
懐から再び例の機械を出し腰に当てる。すると自動で黄色いベルトが巻き付いた。
それに併せてさらに右手に青の左手に赤のボトルを振る。
「それは、ビルドドライバー!?」
戦兎さんにも束さんにもできてない俺だけの技術、それが『フルボトルの複製』だ。火星で発見された特殊な成分を複製することは可能なのかって?フフフ、可能なのだよ。この秀才物理学者にかかればね!
「さあ、実験を始めようか。っていったところかな?」シャカシャカシャカシャカ!ジャキン!
『Rabbit!Tank!』
ハンドルを回す。回す回す回す回す回す。これ以上はやめとこう。ゲシュタルト崩壊しそうだ。ちなみにに俺のビルドドライバーにはベストマッチ判別機能は付いていない。もうあらかたのベストマッチは見つかってるからな。
『Are You Ready?』
「変身!」
自分の前後に展開していた左右半身のパイプが合体した。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!Yeah!』
「会長さん?呆然としてるところ悪いけど、行くよ!」
「っ!(まずい!)」
ラビットの脚力で完全に不意をついたつもりだったのだがかわされた。
「今のをかわすあたりさすが更識ですね。一筋縄じゃいかなそうだ」
「生徒会長たるものこの学園の生徒の頂点に立っていなければならないもの。そう易々と勝てるなんて思わないことね」
「じゃあ、胸を借りるつもりで行かなくちゃあな!」
このフォームじゃまずは近づかなくちゃ始まらない。そう思い近づくも、まだこのときの俺は更識という家を理解し切れてはいなかった。
(ラビットタンクフォームにはこれね!)
会長は蒼流旋の武装の一つ『ガトリング砲』で扇状に放つ。
「っ!はぁ!」
ラビットフルボトルの兎の『跳躍力』を生かしガトリング砲をかわし上から攻めようとするも、読まれていたのか主武装の槍の鋭い一突きが飛んできた。
「ぐあ!ちっ!読まれてた、いや誘導か!」
ガトリング砲を扇状に放てば横に逃げ道はなくなる。跳躍力を生かして上に逃げ反撃の一手にする事を読み切っての一突きだったのだろう。
「なるほど、戦兎さんのビルドの戦闘データからある程度の対抗策は練れてるってことか」
「フフ、正解。東都の防衛手段とは言
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