4.Fの災難/飛び立つBuild
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俺はとある駅のロータリにて参考書を読んで人を待っていた。ちなみに参考書の中身はIS学園の授業に使うものだ。千冬さんに読んどけって言われたのだ。てか待ってるのもあの人だ。とうとう、試験の日がやってきたのだ。この日のためにずっと温めてきた発明品を披露する日がやってきたのだ。他の先輩ライダーのパクリ開発品が多いが、この技術だけは俺のものだ。これは戦兎さんや束さんすらもこの技術を発見できなかった。まあ、法則がわかる今ならば簡単にやってのけられるのだが、やってはいない。あまりにも危険だからだ。
「うむ。集合時間前にきているとは感心だな」
顔を上げると千冬さんがみおろしていた。あ、もう集合時間だったのか。
「どうもです。今日はよろしくお願いします」
「しかもすでに予習してるときた。生徒の鏡だな」
ぶっちゃけ復習なんですけどね。束さんが東都にいるの知ってる人なんて俺らぐらいだからなぁ。ここは無難に流すか。
「何て言っても秀才物理学者なんで」
「…………なるほど。では行くぞ」
なんか顔がそうかそうか君はそういうやつなのか、という顔をしている。そんなにキャラが濃い人がいるのか。学園には。大変そうだな。
「おぉ。結構広いんですね」
「世界から資金援助を受けているからな。これくらいの設備は整えないといけないのだよ」
今は学園内を歩いている。それは当たり前なのだが、もう広いのなんの。本棚で軽く見たが数字を見るのと実際に歩くのでは違うということ話実感する。
「ついたぞ。ここが第三アリーナだ」
「今更ですけど、まさか千冬さんと戦うんじゃないですよね?」
「ほう。自信がないか?」
「いえ、試したいものも試す余裕がなくなるんで」
この人が相手なんて勝ち目あるのか?いやでも現役を退いて、そこまでたってないな。勝ち目極薄だよ。
「安心しろ。私ではない。ピットまで案内するからついてこい」
「ここがピットだ。アリーナを使用する場合必ずここを使うだろうから覚えときたまえ」
ほほーう。なかなか人数が入りそうだな。専用機持ちの人たちが試合をするときに関係者が入れるようにっといったところだろう。モニターもあるしわざわざ観戦席に行かなくともいいというわけだ。
「本当は私がお前の実力を見たかったのだが、ここでお前を見ていろという上からの指示がるからな。さて、お前には専用機がないからこちらから訓練機を貸すことになって「それについては心配無用です」?どういうことだ?」
俺は懐から二つの穴とハンドルのついた赤と黒の機械を取り出す。
「専用機ならばここにあるので」
「なに!?」
「それじゃ、行ってきますんで千冬さんはゆったりとみててください」
そう言ってアリーナへ出ると、そこには見知
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