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獣篇V
23 同音異義語は厄介である。
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で暴れた人は、四天王の勢力に根絶やしにされますぅ。まず最初に崩れる核はぁ、か弱い女の子のために、次郎長一家に喧嘩を売った兄貴の親分、お登勢。」

!!

_「…になるかはぁ、兄貴次第ですぅ。ワシらの傘下に入ってください。さもなくば、兄貴はここで海に沈み、お登勢はかぶき町中から狙われることになりまぁーす。」

_「…オイ、脅してるつもりかもしれねェが、この状況でオレを殺れば、口火を切ったのはテメェらの方にしか見えねェぞ?」

_「ハハハハ)アホかァ。何のために芝居売って町中で騒ぎ起こしたと想うてんねん。目撃者は山程おるわィ。」

_「アホはテメェらだァッ!そんな小競り合いごときで四天王が動くかァッ!人質に出した方が重く見られるに決まってんだろォッ!死ねハゲ!分け目からどんどんハゲろォッ!全身がハゲろオッ!」

_「ハゲるかァァッ!ワシはな頭皮のダメージを分散させるために、週一で分け目揃えるローテーション組んどんじゃッ!」

アンタらのハゲトークについては、誰も興味ないわァァァッ!wwwwww


_「説得力が足りないんなら、これでどうかなぁ?兄貴は若頭を殺って、その報復として殺された。」

_「オィ…す…」


ドサッ

男が斬られた。
動き出そうとした男たちに刀を向け、平子が口を開く。

_「あなたたちの親父はその七三?それとも次郎長?」

_「し、しかし…」

_「動いたら、あなたたちにも花咲かせちゃうよぉ?
ウフフ)分かってくれたぁ?兄貴ィ。ワシの覚悟ってもん。」

_「テ、テメェッ…!」


_「や、野郎、コンクリ詰めで自ら海に飛び込み…」

_「逃げられるつもりかァッ!?」

_「違うよぉ。助けに行ったんだよぉ?」

_「あ、な、な…アホだァッ!あんな状態でェ…それも兄貴を…」

_「そう、アホなんだよぉ。私もビックリするくらい。でもそんなアホだから、ワシの兄貴でいて欲しかったのにぃ…結局兄貴もあの婆ァさんを選ぶんだねぇ。残念だよぉ…バイバイ、兄貴ィ。」

銀時を助けに向かうべく、私はその場を去った。

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