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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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15年前の事件が
あって永遠に叶う事が無くなった。
あの日から何もかもが変わっちまって、
15年の時を経た俺とお前が対峙した時、
そこにあったのはバトルじゃなく
ポケモンを使ったただの殺し合い。
そう感じた時、俺は以前交わした約束さえも
忘れるところだった」


シンジ:「、、、」


サトシ:「でもな、シンジ、、。
今日ここでお前と対峙して覚悟を決めた時、
俺は全てを取り戻すと心に誓った。
失ったポケモン、失った世界、失った約束も」


シンジ:「、、、」


サトシ:「ただ、怒りや悲しみに満ちた
今の世界じゃ、何も取り戻す事が出来ない。
さっきのバトルも、俺とお前の約束を
果たすには場所も意味合いも違う、、。
思い出すんだシンジ。俺達が今やらなければ
ならないこと、果たさなきゃいけない約束を。
シルフなんて肩書きや人を傷つける罪を
背負ってちゃダメなんだ。もしお前が
あの約束を覚えているなら、
俺に協力してくれ、、力を貸してくれ!
人とポケモンが手を取り合って
生きていた時代、あの景色と平和を
取り戻すために!!」


サトシの思いを聞いたシンジは
ザングースをボールに戻すと、
サトシに背をむけ距離をとった。



そして、、、


シンジ:「貴様に協力、、か」


サトシ:「シンジ、、」


シンジ:「ならば、今ここで俺を殺せ」


サトシ:「!!」


それは、サトシにとって衝撃的な答えだった。


サトシ:「何の冗談だよ、、
お前を殺すなんて、、」


シンジ:「、、言葉通りだ。協力して
欲しいのなら、俺の言った通りにしろ」


サトシ:「お前、、」




その時だった。


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