中途半端な力を身につけた者はかえって早〇にしますよ それを教えてあげましょうか?
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、頼むよ、リアス。」
眼前に広がる悲惨な光景から逃避するようにリアスと一誠の2人はギャスパーの救出へと向かう。
「……私を無視するのもいい加減にして頂きましょうか?」
この場を襲撃した犯人であるカテレアは此方の遣り取りが終わるのを律儀に待っていてくれたようである。
意外と親切な奴だ。
「……ああ、貴方まだいたんですか?」
「……もうお前はお呼びじゃない、帰れ。シッシ…。」
だが残念なことに此方は彼女に用など微塵もない。
自分もオーフィスも。
「そうはいかないんですよ。オーフィスは我らが禍の団の象徴なのですから。」
彼女達はただオーフィスを騙し、寄生しているだけだと思うが。
これは自分の自論だが、何かを為すために他人を騙し、他人の力を搾取し、剰え悪意を持って利用した者は最後は碌な末路を辿らない。
決して彼女達の信念や志を否定するつもりはないのだが、ウィスはそう思わざるを得なかった。
「悪いが、お前さんの相手は俺がしよう。」
「私の邪魔をしますか…!堕天使の総督風情が!」
そんな中、堕天使の総督であるアザゼルがカテレアの対処に当たる。
見れば周囲の魔法使い達の撃破には朱乃達が当たり、禍の団と全面大戦へと至っていた。
▽△▽△▽△▽△
「痛ッッ…!年寄りに容赦ないの〜、お主。」
自分、神嫌いなもので。
手加減する理由などない。
無駄に丈夫な神だ。
ウィスは切実にそう思う。
だがそんなことよりも……
「立ち直れましたか、ロスヴァイセさん?」
「……ご迷惑をおかけしました、ウィスさん。私はもう大丈夫です。」
彼女は先程まで幼児退行をしてしまったことを恥じているのかウィスから視線を離している。
否、直視できなかった。
目元も未だ赤くはれており、顔は伏せてしまっている。
「コホンッ!…ロスヴァイセよ。この会議に参加した一員としてお主も皆を援護するのじゃ。」
冷めた視線を飛ばすウィスから目を離し、オーディンは主神としての命を彼女に出した。
「はっ!」
主神の命令を受けたロスヴァイセは皆の援護をすべく飛翔する。
「……で、彼女をこの場から遠ざけた本当の理由は何なんだ、オーディン?」
「お主、口調変わり過ぎじゃろ…。」
むしろ、どちらも自分の素だ。
時と場合に応じて、会話を円滑に進めるために遣い分けているに過ぎない。
この神には敬語を遣う必要性を感じられない。
よって此方の口調に戻した所存である。
「本題に入る
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