暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica14最後の大隊〜Letzte Bataillon〜
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から!」」

大きな笑い声を上げ、自らに課せられた任務の失敗を笑い飛ばした。そこに「なにやら楽しそうですね」と女性が声を掛けてきた。2人はビシッと佇まいを直して、「お疲れ様です! フィヨルツェン殿!」と敬礼した。そう、“堕天使エグリゴリ”の1体、フィヨルツェンだ。両翼の仮面を後頭部へ回している。そのデザインの仮面を持っているのは彼女ただ1人であるため、最高幹部の地位だ。

「それで、何か面白い話でもあったのですか? わたくしも混ぜてください」

顔は微笑んでいるが、薄く開いた目は一切笑ってはいなかった。それで2人は、自分たちが不謹慎な言動をしていたのだと自覚し、「申し訳ありません! くだらぬ愚見です!」と勢いよく頭を下げて謝罪した。

「そうですか。・・・団長より、幹部はホールに集合するよう指令が下りました。早々に移動してください」

「「了解であります!」」

フィヨルツェンから承った指示に従うべく、2人は急いで集合場所であるホールへと駆け出した。それを見送った彼女の背後から、「いよいよね」と別の女性の声がした。フィヨルツェンは振り返ることなく、「ええ。長かった・・・」と万感の思いを乗せてそう返した。

「シュヴァリエルですら倒せてしまったお父様です。今回の一騒動の果て、わたくしをきちんと裁いてくれるでしょう」

「フィヨルツェン。あなたとこうして言葉を交わすのも、これで最後になると思う」

「そうですね。その次は、あなたとなるでしょう、リアンシェルト」

フィヨルツェンに声を掛けたのは、最後の大隊の本拠地であるココに居るのがおかしいと言える、時空管理局本局に勤める“エグリゴリ”の1体、リアンシェルトだ。リアンシェルトは「そうだね・・・」と頷き返した。

「・・・では、これにておさらばです、リアンシェルト。お先に逝かせていただきます」

「さようなら、フィヨルツェン。よい最期の闘いを」

フィヨルツェンとリアンシェルトは共に別れを告げ、そうして2体はそれぞれの路へと歩み始めた。

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