暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica14最後の大隊〜Letzte Bataillon〜
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リス達の側の席に着く。

「そういえば・・・ねえ、シャル。アイリが保護した、あの馬鹿野郎ってどうなったの?」

アイリにそう聞かれたわたしは、「そうそう。それの報告を忘れてた」って、フォークから一旦手を離した。んで、わたし達の着くテーブルと、セレスとクラリスの着くテーブルの上にモニターを展開させる。

「(ていうか、ルミナ達は今どこに居るわけ?)まず、アイリが保護した男は局に任せた。こっちは仮面持ちを確保できただけで十分な成果だからね。ビルに被害を出したその謝罪の意味をこめて、ね。で、アイツの正体だけど・・・」

モニターに表示させたのは、ここ最近管理世界で起きてる魔導師連続襲撃事件の記事。フリー、局、犯罪者、属する場所は違えど魔導師が質量兵器で殺害されてる事件が、確認されてるだけで38件。

「んで、使われた質量兵器って言うのが、ビルでルシルを撃った物だったの」

記事の写真から、男から携帯端末から手に入れた質量兵器の画像へと切り替える。ルシルが「デザートイーグルにアウターバレル仕様か。良いな」って楽しそうに頷いたからアイリが「一応コレで撃たれたんだからね? 解ってる?」ってジト目でルシルを睨んだ。

「しかし、ただの質量兵器・・・って面倒くさいな。コレ、ただの拳銃じゃないんだろ? 正直、防護服を容易く貫通して、俺の肩に風穴を開けられた時は焦ったぞ。怯えと混乱のおかげで肩だったが、冷静だった場合は頭を撃たれて即死も有り得た」

「あー、さすがに頭を撃たれたらルシルでも無理か〜」

「クラリス、君は俺を何だと思ってるんだ?」

「・・・ゾンビ?」

「おい」

「クラリスの言いたい事も解るかな。だって回復力が桁違いに高いもん」

「あくまで俺は、治癒術式を使ってるからだぞ。自己治癒力は・・・まぁ、普通の人に比べれば高い・・・か」

「ゾンビ、ゾンビ〜♪」

「子供か!!」

ルシルとクラリスの言い合いに「はいはい、続けるよ〜」って制止を掛けて、話を本題へと戻す。男とその仲間の組織が、犯罪組織に売り捌いていたらしい。被害者の大半は犯罪組織にそれぞれ雇われてたフリーの魔導師で、組織間の抗争での死亡が最多だ。

「局に身柄を渡す前に軽く事情聴取したけど、あの男は下っ端で、この拳銃をどこから仕入れているのかは不明。でもその威力は、ルシルが実体験したとおりSSクラス魔導師の防護服すら貫通できる危険なものね。回収した拳銃類は本局の技術部に回すって聞いたから、これからもっと詳しい話が出てくると思う」

「そうか。捜査はこのまま局持ちになるだろうが、騎士団(オレたち)も細心の注意を払って今後の任務に当たろう」

そう締めたルシルに「うん!」ってわたし達は頷き返した。それからケーキを食べ終えて、お茶
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