暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica14最後の大隊〜Letzte Bataillon〜
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車に搭乗して、仮面持ち2人を監視。ルシル、悪いけど護送車の屋根の上で周囲警戒」
「はい? 管理局法からは脱退しているが、交通法は無視して良い訳じゃないぞ?」
「判ってるけど、ここで奪還されたらそれこそ最悪なレベル。奪還阻止は徹底しないといけない。反論は?」
「・・・無い。了解だ」
わたしとトリシュとアンジェとクラリスは輸送車へと搭乗。ルシル達はわたしの指示通りに護送車へと搭乗した。んで教会本部へと直帰する。本部までの間、細心の注意を払っていたけど、「結局、襲撃はなしだった」ってことで安堵する。
「ご苦労、オランジェ・ロドデンドロン」
「ここから先は、私が移送するから」
本部に到着すると、団長とプラダマンテが出迎えてくれた。わざわざ団長までもが出て来てたのがちょっと驚き。2人を護送車の元へと案内して、固く閉じられた護送室のドアを開ける。
「空間固定・・・完了」
――ラウムゲフェングニス――
プラダマンテが氷漬けにされてる仮面持ち2人に向かって右手を翳す。すると氷塊が折りたたまれるように小さくなって、完全に視界から消失した。誰も手を出せない空間の檻へと隔離する、スキルを用いた捕縛術式だ。ああなったら、いくら転移スキルでも奪還は出来ない。
「終わった・・・」
これで一息吐けるね。団長も「報告書は今日中に提出してくれれば良い。ご苦労だった」って、労ってくれた。去って行く2人を見送り終えた後は、「各騎、別命あるまで待機〜」とみんなに指示を出す。
「シャワー、シャワーっと♪」
「私もお供します、ルミナ」
「待って、私も行く!」
ルミナとアンジェとトリシュは、詰め所内にあるシャワールームを目指して駆け出して・・・
「お腹空いた。食堂、食堂」
「私も〜」
クラリスとセレスは大聖堂内にある食堂へ駆け出した。まったく、外出時に私服へと着替えてるんだから、大聖堂に騎士団の一員として入るんだったら、まずは団服に着替え直すのが筋ってものでしょうが。注意する前にクラリスとセレスの後姿はもう見えず。
「はぁ。・・・とりあえず、団服に着替えるためにルミナ達と同じ、シャワーで汗を流すのが先かな」
見えなくなったルミナ達の背中を追うように詰め所へと視線を向けたところで、「イリス〜♪」ってわたしの名前を呼びながら駆け寄ってくるのは「母様・・・」だった。騎士団独立以来、どうもわたしは母様に余所余所しくなってしまってる。
「お帰り、イリス〜! それにルシル君とアイリちゃんも! リナルドから話は聞いたわ。仮面持ちを2人を確保したって! お手柄じゃない!」
最初にわたしをハグした母様は、次にルシル、最後にアイリと続けた。わたしは「取調べについては何か?」って尋ねると、
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