暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica14最後の大隊〜Letzte Bataillon〜
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て全員が「同感」って頷いた。全員が戦闘組っていうわたしの隊オランジェ・ロドデンドロン。事務仕事は、教会騎士団に勤めてれば慣れるから問題ないけど、こういう車の運転など裏方が仕事が結構メンドい。
(特騎隊でわいわいやってた頃がもはや懐かしいレベルだよ・・・)
そんな特騎隊も現在は無期限活動停止ということで、ティファを始めとしたメンバーは、レティ人事課長の力添えで今は新しい配属先で頑張ってる。特騎隊のみんなには本当に申し訳なく思ってる。出来るだけ早く騎士団独立の真相を暴いて、母様と団長に独立の解除をしてもらわないと。でないとわたしもルシルも局に戻れないよ。
「お待たせしました!」
「ありがとう、アンジェ」
アンジェが輸送車に乗って戻ってきてくれたけど、護送車がまだ到着しない。だから複合ビル前、通行止めになってガラガラな9thアベニューで待機してるんだけど、「やはり視線が痛いですね」ってアンジェがげんなりした。このエリアCを担当する030陸士隊、その捜査班からはまぁ冷たい視線が。
――管理局法から脱退したのだったら、遠慮なく結界を張ればよかっただろうに・・・――
――まったく。壊すだけ壊しおって・・・――
――仮面持ちを2人も逮捕できた事は褒められるがな〜――
ついさっき、老齢の捜査官たちがわたし達に掛けた言葉だ。でも言われて、あぁそうだった、って思っちゃったのも事実。次から都市部での戦闘時は、遠慮なく結界を展開させてもらおう。
――暴れるだけ暴れて、後の片付けは我われ局に任せてご帰宅か――
――さすがは戦闘特化のベルカ騎士。お片付けは出来ないと見える――
――次にこの区に来る際には、菓子折りの1つでも持ってきてもらいたいものだ――
んで、030陸士隊の面々から悪態を吐かれながら待つこと1時間。本部からやって来てくれた護送車に、氷漬けにされた仮面持ち2人を積み込む。そんな中、「奪い返しに来ませんね」って、周囲警戒中のアンジェが漏らした。
「ええ。今回確保できた仮面持ちは明らかに特別。奪還に来ると踏んでいたけど・・・」
アンジェに同意したトリシュ。わたしもそう考えて、待機中に喋りつつも仮面持ち2人から一切目を離さなかったし、“キルシュブリューテ”の柄からも手を離さなかった。でも待てど暮らせど奪還の気配がない。
「来ないのなら来ないで、その方が楽が出来るから良い」
「来たら来たで、奪還しに来た連中を返り討ちにしてまとめて逮捕すれば良い」
ルシルと一緒に積み込みをしてたクラリスとルミナがそう言いながら戻ってきて、遅れて戻ってきたルシルが「積み込み完了だ、シャル」って報告してくれた。というわけで、ここで出来る事はすべて完了。
「ルミナ、セレス、アイリ。3人は護送
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