第六幕その三
[8]前話 [2]次話
「テーマパークですね」
「イルカもいるしね」
「ハウステンボスにイルカはいなかったです」
「運河にもだね」
「はい」
「しかしここはオズの国だからね」
だからというのです。
「こうしてだよ」
「イルカが運河にいてですね」
「見ることも出来るんだよ」
「そうなんですね」
「じゃあイルカも見ながらね」
そのうえでというのです。
「今からね」
「はい、運河とそこからの景色を見て回って」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「お茶も楽しもうね」
「今日のお茶はアッサムティーよ」
そちらのお茶とです、トロットが皆に言ってきました。
「皆で飲みましょう」
「そしてお菓子はケーき」
「いいケーキだね」
教授とモジャボロはトロットが出したそのケーキを見て言いました、デコレーションのとても大きなチョコレートケーキです。
「美味しそうだよ」
「アッサムティーと一緒に楽しもうね」
「そうしましょう、このケーキはね」
トロットもそのケーキを見つつにこにことしています。
「ドウ一世に渡すシルクハットを見てね」
「それでだね」
「チョコレートクッキーのシルクハットだからだね」
「これにしたの」
チョコレートのケーキにしたというのです。
「いいと思って」
「実際いいと思うよ」
「じゃあこのケーキを今から切って」
「そしてだね」
「皆で食べるんだね」
「そうしましょう」
こう言ってでした、そしてです。
皆でケーキを食べて紅茶を飲みながらでした、景色も楽しみます。五人は運河から街並みを見上げてそして人々も見てこうも言いました。
「ここはギリキンだね」
「服が紫だから」
「紫の建物も多いし」
「ギリキンにいるってわかるわね」
「ここにいたら」
「そう、ハイランドもローランドもね」
この二国はというのです。
「ギリキンの国よ」
「だからですよね」
「紫の服を着ていてね」
「紫の建物が多いんですね」
「そうなの」
こうカルロスにお話します。
「それでどうしてハイランド、ローランドっていうか」
「それはどうしてですか?」
「ハイランドは山が多いからよ」
「あっ、高い山が多くて」
「それでハイランドって呼ばれているの」
そうした名前だというのです。
「そしてローランドはね」
「低いんですね」
「山も丘もないの」
ローランドはそうだというのです。
「海の高さと大体同じでね」
「本当に低いんですね」
「それでローランドなの」
この名前だというのです。
「あの国の名前はね、それで王宮はね」
「ドウ一世がおられる」
「この島の真ん中にあって」
そしてというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ