オーフィス○○○抜けるってよ
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ばかなり対象は限られてきます。そして貴方の後方に佇む女性はヴァルキリーといったところですか?」
「ほっほっほ、お主本当に興味深い奴じゃのうー。」
此方は全く興味などないのだが。
だがそんなことよりも…
「すみません。先程は取り乱してしまって…。」
ウィスは銀髪の女性に深々と頭を下げる。
「いえ、私は気にしていません。改めまして私の名前はロスヴァイセと申します。」
「ご丁寧にどうも。私の名前はウィスです。」
丁寧な所作で会釈を行ったロスヴァイセに対し、ウィスも深々と頭を下げる。
「ほっほっほ、そうか そうか、お主があの"ウィス"なのか!」
どこか興奮した様子でオーディンは此方に身を乗り出してきた。
うんざりとするウィスであった。
▽△▽△▽△▽△
「それでは今回のコカビエルの一件を報告してくれるかい、ウィス?」
遂に始まった三大勢力会議。
議題はコカビエルの聖剣騒動から始まる。
「…分かりました。それでは、皆さん、此方の映像をご覧ください。」
まあ、当然のご指名であろう。
コカビエルを打倒したのはウィスなのだから。
サーゼクスからの催促にウィスは仕方なしと嘆息しながらも会議室の中央へと移動する。
続けてウィスはその手に有する奇抜な装飾が施された杖を地面に打ち鳴らした。
途端、杖の先端に取り付けられている球体が点滅しながら発光する。
次の瞬間、杖から淡い光が放たれ、会議室の皆が一望できるようにとある映像が映し出された。
やがてその光は球状に形成され、宙にてホログラムの様に光が集束する。
会議室は淡く照らし出され、この場の誰もが目を奪われる。
そう、今回のコカビエが引き起こした事件の全貌が全て記録されていたのだ。
映像は駒王町の深夜の廃墟から始まる。
宙には此度の聖剣騒動を引き起こした首謀者であるコカビエルが座していた。
狂気の聖剣計画を企てた張本人であるバルパー・ガリレイと狂気のエクソシストであるフリード・セルゼンの姿も。
途端、廃墟の入り口が盛大に吹き飛び、大爆発を引き起こす。
杖を打ち鳴らし、姿を現すはウィス。
続けてウィスはフリードとバルパー・ガリレイの両者の襟元を即座に掴み取り、勢い良く放り投げる。
墜落地点は駒王学園の校舎のど真ん中。
愉し気に立ち上がったコカビエルも同じ様に吹き飛ばされる。
何の予備動作も存在せず、駒王学園のグラウンドへと墜落していった。
その後、激情したコカビエルがウィスに突貫したが相手にさえならない。
否、闘いと呼べ
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