第3章 リーザス陥落
第109話 魔人アイゼルの願い
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おおおおおお!!」
止まらないのはランスだ。
獣の如き勢いのまま、追いかけていったから。
「おーおー、あいつめちゃ怒ってるなぁ。よっしゃ、さっさと追おうぜ」
「だな。あいつらを放置するのはあまり宜しくないし」
其々に色々と言いたい事はある様だが、今はランスを追いかけて、先へと進む事を優先したのだった。
「くっ、ノスはアイゼル様のご想像通り……、ホーネット様の派閥の魔人。その関係者たちを……」
「だからこんな無茶な命令をしたって訳だろ、絶対! そもそも、ノスと戦える様なヤツらを、指落としちゃう様なヤツを僕達が相手なんかできる訳ないんだ!」
「……もう何言ってもノーリッスンでしょうが、2人ともエスケープにコンセントレート! ……バット、今 リターンしても、恐らく待っているのはデッドエンド。……ノスは私達を。アイゼル様をキルするとしか……」
暗雲漂う使徒達。
向かっても死。退いても死。殆ど八方塞がりになってしまったから。運良く逃げ出せたとしても、魔王が復活した今――もう、逃げ場など最初から無いのだから。
そして、結末はもう直ぐにやってきた。
「うおおおおおおー――!!」
ランスの叫び声と共に。
そして、数十分後。
「……………………むっ? ここは何処だ?」
実はランスは洗脳にかかりっぱなしで、本能のみで動いていただけだった。
色々やって、すっきりした様で目を覚ましたみたいだ。
「あの性欲の悪魔……」
「絶対に手加減する必要なんてなかったのよ。今からでも燃やしてやろうかしら?」
「悪魔の私も同情するわ……。可哀想な使徒達」
横たわって身体中にドロリとした白濁液を付けられ、ぴくぴくと痙攣してる3人の使徒。
リミッター解除をしたのは使徒のトパーズだ。その力は精力にも影響したらしく、10回ほどランスが達して……漸く終わる事が出来た。
もう殆ど意識はないと思うが。
「ランス様っ! 元に戻られたんですか!」
「おう、シィル。なにを言っている? オレ様は気分爽快で完璧な状態だぞ」
「ら、ランスさん! は、早くズボンを穿いてください!」
「あー、ダーリンっ、リアがしてあげるねー。まだ ダーリンの滴り落ちてるぅ〜」
「ん? おお。がははは。すっきりー」
粘液にまみれたランスのハイパー兵器。……いや、何がとは言わないが ある程度発射したので、さっきまで そそり立ってた、それは首を下ろしていた。リアが掃除を〜 とランスに抱き着いて、喜々としている。
「なんだかわからんが、一件落着だな! マリアの後始末もオレ様にかかれば大した事なし
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