停止教室のヴァンパイア
三大勢力会議
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てきた。
この頂上の身体と力を糧に。
だがこの身が幾ら天使のものだとしてもその精神は元の人間のままだ。
この身体に自身の精神が未だ追い付いていないことも否定できない。
この身体を得た影響で喜怒哀楽の感情が薄まっているとはいえ、時折負の感情を表すことも珍しくはないのだ。
故に此度のウィスの異変もいずれ起きる必然的なことであった。
「…。」
一歩
また一歩
また一歩とウィスは歩を進め、遂にその銀髪の女性の元へと辿り着く。
「え…えっと。」
女性は困惑することしかできない。
だが今のウィスには困惑した彼女の様子を気に掛ける余裕も無かった。
「名前を…、名前を教えて頂けませんか?」
ウィスは彼女の手を優しく掴み取り、彼女の名前を問い掛ける。
ウィスの瞳は涙に濡れ、深紅の瞳で彼女の綺麗な青き瞳を見据えた。
「…、え?」
会議室に女性の呆けた声が響いた。
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