第43話 黒装束の襲撃
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否定するが顔を真っ赤にしているから説得力がまるでない、アガットさんとティータのやり取りを見ていた俺たちはクスリと笑いだしてしまった。
「ぐっ……大体お前らもなんでここにいやがる!シロウトが出しゃばるなって言っただろうが!」
「す、すいません……」
「……まあ俺がこのチビを追い詰めちまったのかも知れんし今はいい。取りあえず速攻でギルドに戻るぞ、連中の背後にかなりの大物がいるのは間違いない。気は進まねえが軍と協力する必要もあるだろう」
「うん、そうね……」
「急いだほうがよさそうですね」
「ならさっさと……ぐっ!?」
アガットはその場に膝をつき苦しそうに胸を抑えていた。
「ア、アガットさん!?」
「ちょっと、どうしたのよ!」
「チッ、俺としたことが油断しちまったか……」
俺たちはアガットさんに駆け寄るが彼の顔は真っ青になっておりかなり苦しそうな様子だ……まさか!
「さっきティータを庇って受けた攻撃に毒があったんじゃ……」
「た、大変じゃない!すぐに回復しないと!」
エステルさんはアーツを使って毒の解除を試みたが効果は無い様だ。
「効いてない?ただの毒じゃないってことなの?」
「アガットさん!しっかりしてください!アガットさん!」
「とにかく急いで街に運ぼう!」
俺たちは倒れたアガットさんを連れて急いでツァイスに戻った。
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