16 壁に耳あり、障子に目あり。
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ってかアンタ、そんなキャラだったっけ?これはボケなの?本気なの?
_「生憎、まだ独り暮らしを謳歌したいんだけど…」
_「もう十分楽しんでるだろォ?」
_「いやいやまだ足りない」
_「大丈夫だァ、オレはお前さえいれば満足だ。」
こないだまでこの腐った世界をぶっ壊す、とか言ってたやつがこんなこと言うなんて、世も末なのではなかろうか?
_「世界は…?」
_「は?」
_「世界はぶっ壊さなくていいの?」
_「世界はぶっ壊す。だがお前さえ側にいない世界はぶっ壊せない。」
頭、大丈夫かな、この人?
_「それって告白?プロポーズ?」
いつのまにか咥えていた煙管を外し、
ま、そんなとこだろォなァ。と呑気に言った。
_「…いいわ、考えさせて。私にだって色々と事情があるの。片付けなきゃいけないこととか、まだたくさんあるの。でも、」
と、耳元に口を近づける。
_「その言葉、しかと受け取ったわ。」
じゃあ、と反物を広げる。
_「早速作業としましょう。」
作業を進めて行く一方で、
どうにも体調が悪い。
風邪なのか、なんかの病気なのか…
だが、進めていかねば。
***
男の姿になってトランシーバーから声を聞く。
バーのようだ。
平子とバーテンが話しているのが聞こえる。
作業を進めて行く一方で、
どうにも体調が悪い。
風邪なのか、なんかの病気なのか…
だが、進めていかねば。
***
男の姿になってトランシーバーから声を聞く。
バーのようだ。
平子とバーテンが話し 作業を進めて行く一方で、
どうにも体調が悪い。
風邪なのか、なんかの病気なのか…
だが、進めていかねば。
***
男の姿になってトランシーバーから声を聞く。
バーのようだ。
平子とバーテンが話しているのが聞こえる。
_「かぶき町最強の男は誰だってェ?お前さん、お登りさんかィ?たまにいるんだァ。命知らずのチンピラがァ。止めとけ。この町は格が違う。江戸中からゴロツキ、凄腕、侠客、落武者が集まってくる。ならず者の量残飯だ。悪いこたァ言わねェ。こいつを一杯飲んだら田舎に帰んなァ。…何ィ?土産話にィその天辺の話 聞かせろォ?…お前さんも好きだねェ?まず、別格の怪物共が4人。
鬼神マドマーゼル西郷、大侠客の泥水次郎長、孔雀姫華蛇、女帝お登勢。4つの勢力がにらみ合い、微妙な均衡状態を保ってるんだァ。喧嘩最強は誰だってェ?おめェじゃァ、足下にも及ばねェ猛者ばかりよォ。特に西郷と次郎長は攘夷戦争の折、大
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