妖魔襲撃
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ッセントから一転、こんどは珊瑚をネタに猥談をしはじめたエロ男子たちであった。もっとも両者は同一人物なのだが、知るよしもない。
「……っ」
実の姉を欲情の目で見られ、さんざんに卑猥な言葉を聞かされた琥珀はいよいよいたたまれなくなり、その場から去った。
「あいつら、姉上のことさんざんオカズになんかして……」
クラスメイトたちに悪気がないのはわかっている。だが股間をふくらませて妄想を語る彼らの姿に大切な姉を汚されたような気がして気分が悪かった。だがそう思う琥珀自身の身体にも発情の徴が現れていた。
「姉上、みんなからエロい目で見られてる。ズリネタにされちゃってるんだ……」
琥珀の脳裏にクラスメイトたちに輪姦される姉の姿が浮かび、興奮してしまったのだ。
股間が大きくふくらみ、前かがみにならないとはしたない姿を見せてしまう。
がまんできない。
エレクトしたペニスをリフレッシュさせるため、利用者の少ない体育館のトイレに駆けこんだ。
(はぁはぁ……ハァハァ……、ハァハァハァハァ……。あ、姉上。姉上っ姉上っ)
琥珀の脳内では競泳水着を着た珊瑚がクラスメイトたちに凌辱されていた。
欲情しきった男子生徒たちに前後左右から揉みくちゃにされ、いきり立ったペニスが美貌に押しつけられる。ギトギトのカウパー液を顔中に塗りたくられ、まるで霧でも吹いたかのような妖しい光沢を放つ。
カウパー液に汚されているのは顔だけではない。ひとりの生徒が執拗に頭髪を攻め、ペニスで綺麗な黒髪を梳る。
「あ〜、珊瑚さんの髪の毛むっちゃサラサラ。出してもいい? ここに、サラサラのロングヘアーにぶっかけてもいい?」
「射精するよ、珊瑚さんのムチムチプリプリの競泳水着の上にかけちゃうよ?」
「顔射するよ! 珊瑚さん、おれのザーメン受け止めてっ」
(ああ、あいつら姉上のことをあんなにめちゃくちゃにして……。くっ、姉上! 姉上っ、姉上っ、姉上ッッッ!)
ドピュ〜ッ、ビュルルルルルルッ――
最愛の美姉が知り合いに凌辱されるという、生々しい実姉ネトラレ妄想でオナニーはすこぶるはかどり、すぐに絶頂に達してしまった。
便器の水溜り部分に吐き出された白濁液を見つめるうちに罪悪感が込み上げてくる。
(また姉上をオカズにしちゃった……。それにみんなまで使って、最低だ、おれ……)
罪の意識にさいなまれつつトイレから出ると、体育館から騒々しい声が聞こえてきた。なんとはなしに顔を出すと、バスケ部が活動をしていた。
上は白の体操着で男子は紺の短パン。女子は濃紺のブルマを穿いている。これが留羽美玖学園指定の体操服だ。
「琥珀」
「あ、姉上っ!?」
ボールの弾む音と一緒に最愛の人
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