第3章 リーザス陥落
第108話 ランス絶体絶命?
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えていた。
「ふん。むっさいな。男ばっかりが固まってたら」
「ふんふんふーん、そりゃ、儂もどーかん。あー、後 この辺にある剣ぜーんぶなまくらじゃなー」
当然 ユーリ、清十郎、リック、トーマの会話など興味の欠片もないランスはずんずんと先へと進む。その傍らには相棒となったカオスが握られている。カオスも同調するようだったが、それ以上にここにある剣を見ていた。自分自身が剣だからだろう。比べたくなるのは。
「まぁ、儂 世界最強の魔剣だしのぉー。比べてやるの可哀想かのー?」
「捨てていくぞ、この駄剣が」
「あぁん、いやぁん」
「気持ち悪いわ!」
それは剣と漫才してる様にも見える。
「はぁ……。ほんと助けてくれたのは嬉しいんだけどぉ、あの剣がやっぱり……ね?」
「馬鹿が2人に増えた。ただそれだけの事よ」
「あはは…… 志津香ってばホント辛辣……」
「大変だったんだから。ランスみたいな性格してるし。セルさんを狙ったりして」
「あー…… 清楚なシスターとか言ってたからねー。ユーリさんがいなかったら、セルさん大変だったかも……」
マリアと志津香、そしてかなみがぼやいていた。
自分達と一緒の後衛に控えているセルを見て、何だかホッとする気持ちだ。もしも――あの剣がノスに折られていたとすれば? カオス曰く、エロパワーなる力で復活できるらしいが、それには生贄が必要だから、目も当てられない。剣に嬲られるなんて一生の恥だと思ってしまうから。
「っ……。何か、寒気が……。ああ、神よ」
「大丈夫でしょうか? セルさん」
「あ、はい。大丈夫です。ありがとうございますクルック―さん」
あったかもしれない未来を、セルは無意識に感じ取ってしまったらしく、身震いをし それを見たクルック―が支える。
それを見た女性陣は、改めて本当に良かった――と安堵していた。
「オレは別にいいけどなぁ。剣とするなんて 無いだろ? 普通。どーんなプレイが……」
「悪魔と初めてシた時なんか、めっちゃ燃えちゃったけどね〜ん。そう考えてみれば……ふふーん?」
唯一の例外達。ミリとロゼ。
まるで捕食動物の様な目でカオスを見ていた。
「うひゃいっ!? なんじゃい、今の寒気はっ」
それはカオスが身震いする程の視線だったらしい。
そして 最奥に続く通路に出た。急な傾斜になっており、少々行くのに面倒な通路……なだけではなかった。
「どわーーーっっ!! なんじゃこりゃーー! チーズ? チーズが無茶苦茶転がってくるぞ!!」
「あー……。なんか、妃円の館を思い出すな」
「うぐ、そう言えば、あの時は樽かなんかが、ってだーー! この、とーーーーっ!!」
ランスは人間の胴体
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