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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第6話 新たな目標と企みのある闇
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それから、エルザの治療が終わってくれた。途中に包帯を大量付けて丸い包帯になりかけたが、なんとか阻止してよかった…。

エルザからは「痛みはないか?」と聞かれたので「大丈夫だ、ありがとう」とお礼を言う。やはり真面目な子がいると頼りになるなぁ…真面目なほどストレスが多くて苦労しているの多いだろうけど

「…本当に、S級になったんだな、レッドさん」

「あれ、信じてなかったのか?」

「い、いや!?信じてなかった訳じゃないぞ!?ただ、なんたかいつもどおりだから違和感があった…けど、さっきの魔力の流れを感じて…」

ああ、成る程。あれに至ろうとしているところを見られたのね。もっと見てもいいのよ(通報)

「まぁ、S級になるには強さだけじゃなく、心、メンタルの強さや知恵が必要だけどな。一応知恵はあるけど…それは常識レベルだしな」

「成る程…」とエルザが頷く。やはりエルザもS級になりたいのか。まぁ、エルザもこのまま強くなると大丈夫だろうし、問題は無い気がする。なにせこの子も才能の塊でもあるからな。ラクサスと同等になるのなら、まだ時間がかかるだろうけどいつか勝てる日があるかもしれない。…ラクサスが努力を戯けたらの話であるが


「…そうだ、エルザ。礼をもう一つ言いたいことがあるんだ」

「…?他になにかした覚えないぞ?」

そう言って思い出そうと悩む少女を見てついクスッと微笑んでしまう。そのオレの様子を見てムスッと頬を膨らむ彼女にオレは答えを先に言う。


「―――――S級になることを信じてくれてありがとう。おかげで、S級になれたから感謝している」

そう言うとエルザは合点がいくといった顔。そして少しだけ照れ臭そうにぷいと顔をそらす

「べ、別に私の応援がなくともレッドさんはなれたと思うぞ。レッドさんは強いし、優しければちゃんと状況判断もできれば…」

「違う、エルザが信じてくれたからオレはなれたんだ。だから、感謝しているんだよ」

そう言うとエルザは顔を赤くする。だが本当のことだ。エルザやラクサスから信頼がなければオレは諦めて負けていたから。…結局負けたけど


「ラクサスとエルザが信じてくれなかったらオレ、本当にS級になれなかっただろうし…ギルダーツが強すぎてちゃんとしたダメージを与えるのにも苦労を…エルザ?…どうしたんだ?」

なんかエルザの顔が怒っているように見えるんだけど…あれ?失言した覚えないぞ。

「なんでもない!!それでは私にもクエストがあるから行く!!」

そう言って来た道から戻っていく…謝ったほうがいいなぁ…

「なんか知らないけどごめん…あと、気をつけて行って来いよ」

流石に大怪我してきたら怖
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