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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第6話 新たな目標と企みのある闇
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「S級魔道士昇格試験、おめでとう」

「…へ?」

「S級魔道士昇格試験、おめでとう」

「…へ??」


目が覚めたら知らない天井…あ、いや知っている天井だったわ。よくギルダーツに倒される時に寝かされるギルドの医務室だった。そして、目覚めて直ぐに頭が回ってないオレにマスターからの祝いの言葉。Why???

「……Why???」

「マスター、そんな短い言葉じゃ寝起きのレッドにも解かんねえだろ、主語言ってからにしろって」

「む、そうじゃったそうじゃった。いや〜この歳でボケてくるのぉ〜」

マスターの隣に居たギルダーツがマスターに注意した。てかマスターてめぇ、絶対ボケてねぇだろ。なんか「大成功」みてえな悪戯小僧の笑みを浮かべてるのが証拠だぞゴラァッ!!!

「そう怒るなって、ちゃんと話すからまず落ち着け。水飲むか?」
「飲む」

即答したオレにギルダーツはいつもの脳天気そうな顔で水を手渡してくれた。あんた、オレが飲むの解って用意していたな?
嬉しいです。

「ありがとう」

「いいってことよ。 それより、気絶する前のこと覚えてるか?」

「ごくごく…ん?」

水を一気飲みして目覚めた直後に乾いてた喉を潤す。そしてギルダーツから問われた言葉でここまでの出来事を思い出すよう頭を働かせる



「あー…確かオレってS級魔導試験昇格で、ギルダーツと決闘して…たんだよな?」

思い出して軽く気分が落ちる。なにせ、オレがギルドの医務室で横になっていたってことはつまりオレは、負けてしまった事になる。

「そうだ。んで、最後の”力”のこと、覚えているか?」

最後の力…?と首を傾げる…そして聞かれて思い出した。

そうやん、オレってばパワーアップしたんやないかい!!しかも金色の魔力を纏って!!

「その様子だと、あの時のことはちゃんと覚えているようだな。無意識で解放した、って感じか」

「そう、それなんだよ。てかアレってめっちゃ疲れたんだけど…」

「ふむ、消費も高い、ってことかのぅ…いや、残った魔力だけで解放してすぐに尽きたって感じか?」

オレの一言でマスターが考え、そしてギルダーツへと目線を送る。それを受け取ったギルダーツは頷く。

「最後に”アレ”になっちまう前に確かにレッドは魔力があまり残っちゃァいなかった。すぐにだが、アレは少ない魔力だけででけぇ技をぶっ放した。ありゃ最初からやってりゃいい感じ来れたかもしれねぇが…」

「うむ…あれはどこか不完全のように感じる…もしやまだちゃんと出来ておらんかもしれん」

「あー…確かに。アレになると理性がギリギリだったし…」

…だけど、もしあれが不
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