猫娘と職場体験編
NO.037 合同職場体験・二日目 出久自身の戦い方
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するならパイプを持ったものが一番だろう。
それから段々とパイプを広げていけば将来きっと役に立ってくれる。己にとっても相手にとっても。winwinの関係になれたらそれはもう力強いだろう。
そして今回だけでは身につかないと踏んでいるために、雄英に戻ったら飯田にも足技を教えてもらうのもいいだろうと思う出久。
それで飯田の事を思い出して、
「(飯田くん……無茶をしていないといいけど……)」
そう思っていた。
そんな感じでその後にまた戦闘訓練を再開してグラントリノと虎に足技も含めて鍛えられながらも、午後は山岳救助に関して学びながらも一日がまた終わっていこうとしていた。
そんな折に出久は夜になってどこかに行こうとしている洸汰の姿を発見して、悪いとは思ったが後を着いていくことにした。
実は昨日、マンダレイに就寝につくころに聞かされたのだ。
洸汰がヒーローを嫌う理由を……。
『洸汰の両親ね……二年前にとあるヴィランと戦って殉職しちゃったのよ。
普通に育っていればヒーローを目指したんだろうけど、物心がつくくらいの年齢で先立たれちゃったから洸汰、ヒーローと言う人種に嫌悪感を抱いてすらいるの……』
『そんな事が……』
『だから実際私達にも一定の距離を置いているのよ。他に行くところがないから私達のところにいるのであって一緒にはいたくないんじゃないかな……?』
マンダレイはそう言って悲しそうに表情を曇らせた。
出久はそんな話を聞かされたのが起因して、このヒーローとヴィランの社会には色々な人がいるのだと気づかされた。
自分が介入してどうにかなる問題ではないが、それでも話に付き合う事ならできるかもしれない。
たとえきつい言葉を吐かれてもいい、出久はそういう人を放っておけないのだ……。
到着した場所は見晴らしのいい崖の上の空間。
そこで出久は見た。
個性の訓練を隠れてしている洸汰の姿を……。
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