135部分:ヴァルハラの玉座その十六
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にいるのはわかっているからな」
それはわざわざ自分で知らせている。
「私の首を取り。一気に終わらせるつもりだな」
「どうやらその様ですね」
「面白い。だが果たしてそれが可能かな」
不敵な笑みがさらに強くなる。
「私の首。そうそうやすくはないぞ」
「ここで戦われるのですね」
「そうだ」
その言葉には迷いがない。
「このまま前に進む。よいな」
「前へ!?」
「三倍の敵を相手にですか!?」
「そうだ。それがどうした?」
「御言葉ですがそれは流石に無謀では?」
「そうです。他の四個艦隊もこちらに向かっております。ここは守りを固められた方が」
「案ずることはない。我が軍は勝つ」
しかしジークフリートはそれに取り合おうとはしない。前進を命じるだけだ。
「確実にな。もう一度言うぞ」
彼の考えは変わることはなかった。
「全艦突撃だ。よいな」
「はい」
「心配するな。敵は動けぬ」
「動けないですと!?」
「それもすぐにわかる。では行くぞ」
その言葉を受けてワルキューレは前に進む。そして正面からハーゲン率いる帝国軍に向かった。
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