ペルソナ3
2033話
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レギュラーシャドウが包まれたのと前後し、上空にいたグリがカマイタチブレスを吐く。
その名の通り、そのブレスに触れた者は吹き飛ばされつつ、風の刃によって斬り裂かれるそのブレスは、グリの姿が大きくなった為だろう。間違いなく以前俺が見た時と比べて強力になっていた。
その一撃により、空中に浮いていたイレギュラーシャドウは地上に落下する。
「開幕の花火は上がった、行け!」
そんな俺の言葉に、いきなりの炎とカマイタチブレスに驚いていたゆかりや美鶴達は、一斉にイレギュラーシャドウに攻撃を開始する。
刈り取る者もその攻撃に協力していたのだが、ここまで大勢が入り乱れるような戦闘では、刈り取る者が得意としている広範囲魔法攻撃は使用出来ない。
……うん、俺にしろ、グリにしろ、刈り取る者にしろ、基本的に広範囲に攻撃する魔法が得意なんだよな。
勿論、単独に相手を攻撃出来ないって訳ではないが。
実際、刈り取る者は銃身が異様に長い銃を使ってイレギュラーシャドウに銃撃を加えているし、グリもブレスではなくて手足を使って空中からイレギュラーシャドウに対して的確にダメージを与えていく。
ペルソナ使い組も、当然のようにそれを黙って見ている訳ではなく、自分の武器で攻撃したり、ペルソナを使って攻撃したり……といった具合に。
これだけの人数から集中攻撃をされてしまえば、イレギュラーシャドウといえども、どうしようもないのは明らかだ。
ましてや、ペルソナが進化している者達も多いのだから。
その様子を見ながら、俺はこっちに近づいてくる気配を察し、ゲイ・ボルグを手に横やりの攻撃に備えるも……何故か、こっちに攻撃してくる様子はなく、近くで動きを止めていた。
そうしてイレギュラーシャドウが消滅し……順平が喜びの声を上げようとした瞬間、拍手の音が聞こえてくる。
「おめでとうございます。これにて、イレギュラーシャドウを全て倒すことに成功した訳ですね」
そう言いながら姿を現したのは……タカヤとジンの2人だった。
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