ペルソナ3
2033話
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ゲートを設置するような事はなかったかもしれない。
いやまぁ、産業廃棄物とか粗大ゴミとか、そういうのでもあればこっちとしてはキブツに投入出来るのでありがたいが、それは別にこの世界でなくても問題はない。
だが……この世界にはペルソナがあり、シャドウがあり、それに関連したマジックアイテムが普通に存在している。
シャドウミラーとしては、そういうマジックアイテムは是非欲しい代物だ。
そうである以上、ゲートの設置は必須事項だった。
もっとも、俺はこの世界では別に何か地位がある訳ではない。
そうなると、やっぱり桐条グループにその辺を用意して貰う事になるんだろうが。
「うおっ! グリだ!」
俺と真田の話を聞いていた順平は、召喚されたグリを見て大きな声を上げていた。
まぁ、グリはかなり大きいしな。
俺がこの世界に来る前に呼び出した時よりは、明らかに大きくなっている。
……これ、どこまで大きくなるのやら。
いや、ここまで大きくなってしまえば、もうタルタロスの中のようなダンジョンの中で召喚する事は基本的に不可能なんだし、そう考えれば寧ろいっその事、大怪獣と呼ぶに相応しくなるくらいまで大きくなってくれた方がいいのか?
ただ、そうなるとネギま世界の魔法界で、グリが食べる食料がなくなりそうな気がするな。
賞金稼ぎとか、そういう連中にも狙われるようになる可能性も高くなるだろうし。
やっぱりホワイトスターに連れて来た方がいいのか?
でも、そうなるとグリが好きに動けなくなってストレスが溜まるだろうしな。
この辺り、難しい問題だよな。
「さて、ともあれこれが最後のイレギュラーシャドウとの戦いだ。張り切って戦うとしようか」
その言葉に皆が頷き、全員がイレギュラーシャドウに向けて近づいていく。
……グリのみは、空を飛びながら、明らかに俺と敵対しているだろうイレギュラーシャドウとの間合いを詰めていくが。
イレギュラーシャドウの方も、自分よりも巨大なグリの姿はどうしても気になるのだろう。こっちを警戒しながら、それでいてグリの方にも視線を向けていた。
「おいおい、そんなに甘く見ていていいのか?」
呟き、まだ十分に間合いがある状態ではあるが……折角の大舞台という事だし、遠慮なく行かせて貰おう。
『燃える天空』
その魔法を発動した瞬間、イレギュラーシャドウを中心にして莫大な炎が生み出される。
もし今が影時間でなければ、それこそすぐにでも消防車がやって来たり、TVのスタッフがやってきたり……といった事があってもおかしくないだけの爆炎。
その爆炎に、イレギュラーシャドウと……地上にあった3つの石像と思われる存在が燃やしつくされる。
「ギャアアアアアア!」
炎によってイ
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