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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第662話】
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!!(にゃん次郎は僕の友達わんっ! 苛める奴は噛むわんっ)」
「にゃあ……(いぬきち……)」
「っ……! 千冬姉にも引っ掻かれた事もなければ噛まれた事もないのに! こいつら!!」
咄嗟に逃げたいぬきちとにゃん次郎は浴場へと続くスライドドアの隙間から浴場へと逃げていく。
だが――これが一夏の運命を決める一因になった。
頭に血が上った一夏は女子が入っている浴場を開けたのだ――。
立ち込める湯船の先にいる一糸纏わぬ女子生徒――一夏はぱちくりと瞬きすると。
「あ、いやっ!? こ、これはその――」
「「「きゃあああああああああっっっっ!?!?」」」
浴場に響き渡る叫び声、一夏に向けられて投げられる無数の風呂桶が一夏に何回も直撃、そして――バスタオルを巻いたソフィーが真っ赤に赤面しながら――。
「織斑さんの…………バカァァァアアアッ!!!!」
渇いた音が何度も響き渡る――ソフィーの往復ビンタが炸裂したのだった。
そして今に至る、一夏を取り囲む女子生徒に唸り声をあげるいぬきちににゃん次郎も冷たく一夏を見下ろしていた。
事を聞いたヒルトや成樹、噂を聞きつけやってきた鈴音や箒が――。
「アンタさぁ、バッカじゃないの!? 女子の大浴場に入って、堂々と皆の裸を覗く何て、極めつけのバカよバカ! 反省じゃなく猛省よ! バカバカバァカッ!!」
激怒している鈴音に続き、箒も腕組みしつつ見下ろす。
「貴様という馬鹿者は!! 恥を知れ! せめてもの情けだ、私が介錯してやる! 腹を切れ!!」
短刀を置き、介錯の為に刀をすらりと抜く箒。
普段なら誰かしら止めるのだがヒルトすら止めようとはしない辺り、事が大きすぎるのだ。
「ちょ、箒!? シャレにならねぇって!? ヒルトも成樹も止めてくれよ!?」
「いや、明らかに一夏が悪いだろ? クラス代表としてみても男としてみても擁護は出来ないし」
「……そうだね。 それに女尊男卑関係無く君は人としてやってはいけないことをしたんだし……」
「いや、シャイニィやいぬきちが浴場に逃げなきゃ俺だって――」
「言い訳しないの、織斑君! いぬきち達のせいにしたら美冬が許さないからね!?」
唸るいぬきちを宥める美冬が一喝、というか状況的に言い訳できる一夏の神経がスゴいなとヒルトは思う。
介錯云々は箒自身刀を血で汚したくないという理由で事なきを得たが――更に噂を聞きつけ現れたのはエレンとラウラ、シャルの三人だった。
「君には失望したよ。 勿論若い男の子が女子に劣情を抱く気持ちはわからなくもない。 だからといって浴場に大胆に侵入など――君自
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