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マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第53話<艦娘:最後の炎>
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「どんな艦娘たちも最後の炎が消えるまでは皆、限界まで輝き続ける」

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マイ「艦これ」「みほちん」(第3部)
 EX回:第53話(改2)<艦娘:最後の炎>
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 辛い演習が終わった。誰も何も言わない。
海上も埠頭でも沈黙が続いていた。

 やがてブルネイが口を開いた。
「美保には済まなかったな……だがな、開発の現場なんて、こんなもんだよ」

「そうか」
私は修羅場というと戦場のイメージしかなかった。

彼は海を見ながら言う。
「俺も自分がなぜ、ここに居るのか……ときどき分からなくなることがある」

そして自分に言い聞かせるように続けた。
「だが軍人は何も考えずに任務を全うするだけだ」

そうか。彼も悩んでいるのだ。

(しかし、この任務は、お前にしか出来ない)
私は、そう思った。

 頭が良いとか知識があるとか、そういうものじゃない。
道を切り拓くためには誰かがリーダーシップを取って、まとめて行かなければ続かない。ここはきっと、そんな鎮守府なんだ。

(開発の現場といえば……)
私は腕を組んでジッと海を見詰めている技術参謀を見た。
彼女だって例外なく無数の修羅場をくぐり抜けているのだろう。

(これもまた戦場なのか)

そのとき、急に無線が反応した。
『しっかりして!』

(この声は、赤城さんか?)

『うちは……まだ生きるんやぁ』
えっと、龍驤か?

『……』
雑音だけになった。嫌な予感だ。
(まさか?)

再び無線に反応があった。
『No! unbelievable』
『なぜ? どうして』

(金剛と比叡……どうした?)
 再び沈黙。

急に寛代がポツポツと話し出す。
「龍驤と比叡2号が、いま機能停止した」

「停止って……?」
私が不意をつかれた顔をしていると声がした。

「ひとことで言えば絶命だよ!」
ブルネイは吐き捨てるように説明する。

「……」
私には何も言えなかった。彼の、そんな表情は初めて見た。

 海を見ながら技術参謀が淡々と付け加える。
「量産型は精神が不安定だ。感情が過剰に高ぶるとな……錯乱して結局は(つい)えてしまう」

寛代が彼女に寄り添う。参謀は続ける。
「だから検体を長く使うためには感情的な起伏は避けるようにするんだ」

「そうか、それでこの鎮守府の艦娘は……」
言葉が続かない。

あの無表情に見えた艦娘たちたちは自分で押さえ込んでいたのか?
(……何という辛い現実だろうか)

「形は作れるがな……心は、まだ難しいの
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