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とある3年4組の卑怯者
140 偶然
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チにも遊びにおいでよ」
「え、ありがとうございます!!」
「うん、ありがとう」
「あ、そうそう、藤木さんやリリィさんにもよろしく言っといてください」
「うん、じゃあね〜」
 みどりと堀はまる子、たまえと別れた
「そういえば、藤木さんもそろそろ全国大会に行く日が近いですね。できれば出発をお見送りしたい所ですが・・・」
 みどりは藤木を駅で見送る所を想像していた。

《藤木さん、きっと戻ってきて下さいね・・・》
《ああ、勿論さ、待っていてくれよ、お姫様・・・》
《はい、王子様・・・》

「あの、吉川さん!?」
 みどりは妄想に浸かっている所を堀の呼び声によって現実に戻された。
「は、はい?」
「確か藤木君の出発は平日だから無理だと思うわ」
「そうでしたか・・・」
 みどりは理想通りにはいかないと思って落胆した。
「そうだ、藤木君に手紙だしたらどうかしら?きっと喜んでくれるわよ」
「そうですね、そうしましょう!!」
 みどりは家に着いた後、藤木に手紙を出す事を決めたのだった。
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