第42話 妖精の想いと絶剣の苦悩
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に食って掛かったヨシュアは少し怖かったが自分の為にあそこまで強い怒りを出したと思うと胸が熱くなった。劇でのキスが演技で良かったと安堵した自分がいた。
今までは家族として接してきたから分からなかったがこの旅の中でヨシュアと過ごしてきたことを思い出したエステルは耳まで赤くしてしまった。
(ど、どうしよう……あたしったら今まであんな恥ずかしい事を平気で……)
エステルは今までヨシュアに結構な頻度でスキンシップを取ってきたがそれは家族にするものという考えだったから出来た事だ。いざ振り返ってみると恋人同士がするようなスキンシップも何気なくやってきた事を思い出してしまいエステルは顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。
「エステルさん、大丈夫ですか?顔まで真っ赤になってますが……」
「えっ!?あ、あはは!いやー温泉って凄いわね。あたしったら血行が良くなって体が赤くなっちゃったわ!ちょっとのぼせちゃったし外の露天風呂で体を冷やしてくるわね!!」
「あ、行っちゃった。露天風呂は混浴なのに大丈夫かな……?」
「湯着を着てるから大丈夫だと思うよ」
その後エステルは露天風呂にいたヨシュアとリートを見て大声を出してマオに叱られたり、ティータがエステルとヨシュアをお姉ちゃん、お兄ちゃんと呼ぶようになった。
それに便乗してリィンもティータにお兄ちゃんって呼んでほしいと頼もうとしたが「リートは駄目」とフィーが焼きもちを焼いたりするなどあったが、一行は和やかな雰囲気で露天風呂を堪能した。
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