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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十五話 ナンバーズ 3
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大きく見開いた。
「よく分かったな!そうなんだよ!」
「頼りになるお兄ちゃんができて嬉しいってキャロが言っていたのをアスカに話したら、すごい喜んじゃってね」
アルトの言葉に、アスカはさらに気を良くする。
「エリオも、アルトさんの事を優しいお姉さんだって言ってましたよ。オレが面倒みれない時に、アルトさんが見てくれてるから」
「えへへ、なんか照れるよね」
アルトが照れ笑いを浮かべる。
たぶん、これがアスカとアルトにとって当たり前の会話なのだろうとティアナは思う。
だが、そこにはティアナの知らないアスカの表情があった。
「こうやって、情報交換をしてるんだ」
アルトがティアナにそう説明した。
「……」
(もし、アタシとキャロが同じ部屋だったら、アスカのこんな顔を見れたのかな?)
嬉しそうに話すアスカを見て、ティアナは思う。
「あっ!もうこんな時間だ。私、もう戻るから」
時計を見たアルトが立ち上がって休憩室から出て行った。
「はい、また」「お疲れさまです」
アスカとティアナがアルトを見送り、少し静かになる休憩室。
すると、アスカがバツが悪そうに切り出した。
「あー、ティアナ。まだ言ってなかったよな、ヘリでの事」
アスカは落ち着きなく、チラチラとティアナを見る。
「ああ、あのバカ言った事ね?ちょうどいいわ。いま説明しなさい」
「……はい」
少し緊張するアスカ。
「えーと。ほら、ディエチにアイスを奢ったって言ったじゃん?」
「あの砲撃手ね。道に迷っていたて言ってたわよね?」
「うん。それでさ、レールウェイまで連れて行って、別れ際に握手をしたんだよ。その時に、握り癖に特徴があったんだ」
「握り癖?」
「ティアナは前っから拳銃型デバイスだろ?だから手を握った時に人差し指の力加減が他の指に比べて繊細なんだよ。スバルやギンガさんだと、全体的に握力が強いから」
「そんなので分かるの?」
アスカの言い訳を聞いて、着眼点が人と違いすぎる事に感心を通り越して呆れるティアナ。
「ああ。ディエチの方がもっと大ざっぱな感じだったけどな。それで、彼女の担いでいた荷物の事もあって、何となく気になってたんだ。その確認をしたくてヘリで……」
「バカ言った訳ね」
「う……もう少し言いようがあったと反省している……してます」
結構気にしていたのか、萎縮するアスカであった。
「そこそこ良い服を選ぶつもりだから、覚悟しておきなさいよね」
そんなアスカを見て、ティアナはちょっとだけ意地悪な笑みを浮かべた。
「わ、分かったよぉ。でも、オレだって本気で焦ったんだからな。ティアナを怒らせちゃったって
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