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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十五話 ナンバーズ 3
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されるうわごとに、なのはは悲しそうに眉を潜めた。





それぞれが部屋に戻り、ゆったりとした時間を過ごしていた。

「はうぅぅ、今日はいつも以上に疲れたよぅ……」

ゴロリとベッドに横になり、大きく伸びをするスバル。

「そうね、色々あったものね」

ティアナはクロスミラージュの手入れをしながら答える。

「せめて書類仕事がなかったらな〜」

「って、そっちはアタシとアスカがほとんどやったじゃない!」

間髪入れずに突っ込むティアナ。体質だから仕方がない。

「頼りにしてますよ〜」

「まったく、もう……」

そんな何気ない会話しているうちに、時計の針は10時を回っていた。

「戦闘もあったし、そろそろ寝ようか?明日も仕事だしね」

クロスミラージュを待機モードに戻したティアナがベッドの上のスバルに言う。

「りょーかい。明日は午前中の訓練は無いんだよね?」

「そうよ。でも、書類仕事はあるんだからね」

「うえぇ〜」

「ふふ、お休み」

いつも通りの会話を終え、ティアナは部屋の灯りを消す。

(本当に色々あったな)

ベッドに横になり、今日の出来事を振り返るティアナ。

真っ先に思い出したのが、ヘリでの事だった。

(……まったく、アスカは繊細さってのが無いんだから!)

拳銃ダコが硬いと言われた事を思い出し、少しご機嫌斜めになる。

(でも……まあ、それは奢らせる事で許してやる訳だし……防御面では本当に頼りになるしね。今日だって、矢面に立って守ってくれたし……)

アギトの攻撃を先頭に立って防いだアスカ。

ふと、ティアナはお姫様ダッコされた事を思い出して赤くなる。

(あ、あれは間合いを空ける為にやった事よね!当たり前じゃない!)

ティアナがゴロリと寝返りをうつ。顔が熱くなるのが自分でも分かる。

(あの時の閃光弾……アスカは直前に気づいたんだよね……だから……)

アギトが現れる時に放った閃光魔法、スターゲンホイルから、アスカは身を呈してティアナを守った。

ティアナを押し倒して……

ボン!

一気にティアナの体温と心拍数が跳ね上がる。

(な、な、なに考えてんのよ、アタシは!あれは閃光魔法の効果から守ってくれただけの事でしょ!)

そうは思っても、高鳴った鼓動はそう簡単には治まってくれない。

荒々しく押し倒され、覆い被さってくるアスカ……


(うぅ……こんなんじゃ眠れないよ!)

がばっ!

ティアナはベッドから抜け出した。すると……

「ん〜、ティア?」

眠っていた筈のスバルがムクリと半身を起こす。

「ス、スバル!ちょ、ちょっと寝付けないから、飲み物でも
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