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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十五話 ナンバーズ 3
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「答えて、アスカ!」

スバルの追求も強まる。

「そ、そうだよ!パークの中の移動販売車のアイスだよ!」

「それって、車の屋根が赤と黒のギンガムチェックの?」

「そうだよ!いてぇ!離せ!」

しかしスバルは離さない。

「ラ・フォルテ」

と小さく呟くスバル。

「え?何だっ……どわっ!」

今度は両手で胸ぐらを掴まれ、ガクガクと揺すられる羽目になるアスカ。

「ラ・フォルテのアイスを敵に奢ったの?超人気でなかなか買えないのに?!」

「し、知るかぁ!オレが行った時には客なんていなかったぞ!」

「アスカのばかぁ!」

バン!

と壁に叩きつけられるアスカ。

「ティア〜、アスカが酷い裏切りだよぉ!」

スバルがティアナに泣きつく。

「えーと……」

どう対応していいのか、ティアナは困惑するばかりであった。

「いててて……酷いのはスバルのほぅぅぅ?」

立ち上がったアスカだったが、今度は下方向に胸ぐらを引っ張られる。

「てめぇ!敵にアイス奢るくらいならアタシにおごれぇ!」

ヴィータちゃんでした。

見かけからは想像もできないような怪力でアスカをガクガク揺らす揺らす。

「アンタもかぁぁぁぁぁ!」

バン!

再び壁に叩きつけられて、そのまま床に沈むアスカ。

「はやて、アイツ逮捕するかクビにしよう」

ヴィータは床で伸びているアスカを指す。

「な、何でアイスでこんな目に遭わなくちゃいけないんだ……」

今日だけで何度目かになるキャロのヒーリングを受けるアスカ。

そんなダメージの中、はやてがトドメを刺す。

「まあ、人として間違った事をした訳やないからなぁ。ただ、人を見る目が無かっただけや」

「orz」

アスカはガックリと床に手を付いてうなだれる。

「あぁー、キツイわぁ……世の中無情だ……」

結構本格的に落ち込む。

「そ、そんな事ないですよ!アスカさんは人助けをしたんじゃないですか!」

「そうですよ!たまたま相手が悪かったでけで、アスカさんは正しい事をしたんです!」

エリキャロ10歳コンビが必死に落ち込む16歳を慰める。

「おー、ヨシヨシ。優しさが仇になったかもだけど、アスカは良い事をしたんだよ。だからそんなに落ち込まないの」

とアルトも近寄ってアスカの頭を撫でる。

「エリオ〜、キャロ〜、アルトさ〜ん。味方は3人だけだぁ!」

がしぃっ!とアスカは3人にまとめて抱きつく。

まあ、アルトとの間にエリオとキャロを挟むという細かい気遣いはしているが。

「……むぅ」

その様子を、ティアナは若干ムクレながら見ていた。

(別に、アタシだってア
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