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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十五話 ナンバーズ 3
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たい事は理解できる。だが、それを素直に認める事ができないティアナであったが、確かに何時までもこのままでいる訳にもいかない。
『……ああもう!分かりました!』
先頭を歩いていたティアナが振り返ってアスカを見る。
「欲しい服一式で勘弁してあげるわよ」
「え?」
突然切り出してきたティアナにキョトンとするアスカ。
「その時はアスカも一緒に行くんだからね!分かった?」
いきなりの事で一瞬固まったアスカだったが、それが許してくれる事だと分かると、
「ああ!約束するよ!ありがとう、ティアナ!」
笑顔になって答えた。
「もう……」
その様子に呆れたティアナだったが、不思議と胸が軽くなったような気がした。
さっきまで心を占めていた怒りが、キレイさっぱり無くなっている。
(……もしかしてアタシは……)
ティアナが軽く頭を振る。
そんな訳ない、と言葉になりそうだった考えを押し込める。
「んで、あんなバカな事を言った理由を言いなさいよね。アスカの事なんだから、意味なく言った訳じゃないんでしょう?」
ティアナがそう言った時、一行は司令室に到着した。
「後でな。ちゃんと説明するからさ」
とりあえず、先に事件後の報告などを済ませないといけないと言う事で、アスカ達は司令室へと入って行った。
「みんな、お疲れさんや。ヴィータ、リイン、お疲れさん」
中にはいると、はやてが迎え入れてくれた。
他には、グリフィス、フェイト、シャーリー、アルト、ルキノ。そして、先に戻っていたシグナムがいる。
「あれ?高町隊長がいませんね?」
アスカは、その場になのはがいない事に気づいた。
「なのは隊長は、保護した女の子を聖王病院に連れて行ってるよ。女の子の結果が出るまで付きそうって」
フェイトがアスカの疑問に答えた。
一通りの人間がそろった所で、はやてが話し始める。
「さて、お休みの所、緊急出動してもらって申し訳なかったんやけど、今日の事件をまとめておこうと思ってな。みんなに来てもらったんや」
はやてはそう言ってシャーリーに合図を送った。
「今回の事で、いろいろ敵について分かってきた事があるから、それの確認ね」
シャーリーはモニターに地下水路で起こった戦闘記録を映し出す。
「レリックを奪おうとした一味についてなんだけど、これはフォワードは直接関わった事だから分かってるよね」
モニターにルーテシアとアギトが出る。
「召喚士と思われるのが、この少女。アスカが聞き出した所によると、名前はルーテシア・アルピーノ。推定魔導ランクはA〜AA。融合騎はアギトと名乗っていて、リインさんと同じくらいの魔力量があると思われます」
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