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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
番外編 妖精の尻尾の日常。その1
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アイコンタクトで伝える気で二人共を眺める。そしたら二人共がハッとなにか気づいた様子。ふむ、ラクサスはともかくエルザにまで伝わるか やはりギルドの絆は無敵だな。目線で何を言いたいか伝わるなんて、朝飯前なのだな

「…エルザ、覚悟はできているな」

「…ラクサスこそ、私に負けるための心の準備を済ましたか?なら始めるぞ」

…アレー…なんか違う。こう…「1人で帰れるから大丈夫。二人共に居てくれていいから」と伝えたかったんだけど…?なんで今から決闘をするような雰囲気なの?なんで二人共魔力高まっているの…?てかラクサスお前、お前が魔力を完全に開放したらギルドが焦げるだろ。やめろ、おいやめろ
…いや、オレが声を掛けるだけでいいのか…。何やっているんだオレ。無駄なことしてない?

「…いや、やめろよ。ギルドが壊れるし、マスターがまた泣くからやめろ。オレ一人で帰れるからお前らここにいてマスターに報告頼む…」

そういうと二人共が目から分かるように落ち込む。なんだ今の雷が落ちたような映像。オレ疲れてんのか…?魔法ってわけじゃねえはずなのに…魔力を発動した気配ないよな…ないよな?

「…報告は別にオレたちじゃなくてもいいだよな?」

…あ、それもそうだね

「それなら他の誰かに伝えさせよう。そしたら私達も送っていけるだろう」

…ええ…?



◆◆◆◆◆◆

















体を寝床に倒れる。

あの二人…マジで送ってくれるとは…しかも途中にオレに餌づけやめてほしい。すれ違う人から目線が凄かったおかげで軽く照れてしまったじゃねえか。畜生…サンドイッチうまかったです。

ギルドから出ていく時に報告してくれるってナツとグレイが残るそうだ。ギルドの物が壊れていたのエルザに発見されて罰として残るそうだ。ナツはぐちぐち言っていたがエルザの睨みで静かになった…ナツェ…。

…申し訳なさがないわけではないが、やってしまったのが悪いから仕方ない…(未来では沢山壊れます)


しかし、グレイだけではなくワカバとマカオにまで馬鹿…いやなんかあの二人にだけ笑われていた。
あいつら、オレが困っているの見て愉しんでいたのか。なら明日会いに行く時に飯を奢ってもらわないと…

そう寝床で次の日の日程を考えながらオレは、睡魔にやられながら少しずつ夢の世界へと落ちていたのだった―――――









次の日にはワカバとマカオの財布に悲鳴が出たのはまた別の話。
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