534
[8]前話 [2]次話
シンジ:「その様子じゃ、貴様1人か。
もしや、貴様も”あいつ”を狙って
ここへ来たのか?」
サトシ:「シンジ、、、お前!!」
サトシが掴みかかるとシンジは
手を振り払い、2人は睨み合った。
サトシ:「ポケモン達をどこへやった、、」
シンジ:「何だと?」
サトシ:「15年前に消えた
俺達のポケモンはどこに居るんだ!!」
シンジ:「何を言い出すかと思えばそれか。
、、さぁな。それは貴様らで調べろ」
サトシ:「お前、、シルフに付いて
自分のポケモン達の事を忘れちまったのかよ!」
シンジ:「相変わらず、自分の物差しでしか
事を考えられん奴だな。付き合ってられん」
サトシをあしらうような態度をとるシンジ。
ため息をつくシンジを見たサトシは
心の中で何かが切れたように沈黙し、
シンジの前で俯いた。
シンジ:「運が良かったな。今の俺には
貴様より大事な任務がある。分かったら
さっさとこの場から、、」
サトシ:「俺と勝負しろ」
シンジ:「何だと?」
サトシ:「お前とは今日ここで決着をつける」
シンジ:「俺との決着だと?もしや貴様、
昨夜のバトルで自分の力を過信している
訳ではあるまいな?貴様の身に何が
起きたのかは知らんが、昨夜のような事は
二度と俺には通用せん。俺の実力が
あんなものだと思っているのなら
貴様は今日確実に、全てを失う事になる」
サトシ:「俺を殺したいならやってみろ。
シンジだろうとシルフだろうと、
何かを奪うような奴はもう放っておけない。
お前は今日ここで、俺が倒す」
シンジ:「、、、ほう。貴様、
ついに覚悟を決めたか。俺に挑む事が
何を意味するか、忘れてないだろうな?」
サトシ:「もし俺が勝ったら、
俺たちの方に付け、、」
シンジ:「貴様らにだと?どういう意味だ」
サトシ:「、、言葉通りだ」
シンジ:「フン、、その様子だと、
貴様らも随分と余裕が無いようだな」
サトシ:「ルールは一対一の一本勝負。
バトル中はトレーナーを狙わず
正々堂々とポケモン勝負をする事。
もし俺が負けたら、その時は
お前の好きにすればいい」
シンジ:「殺すも生かすも俺次第、、か。
面白い。今日は別の用事でここへ来たが、
貴様の始末を出来るのであれば
俺の計画の手間が省ける。
その勝負、受けてやる」
サトシ:「変わっちまったな、、お前」
シンジに背を向けるとサトシは距離をとり、
腰からモンスターボールを取り出した。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ