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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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シンジ:「その様子じゃ、貴様1人か。
もしや、貴様も”あいつ”を狙って
ここへ来たのか?」


サトシ:「シンジ、、、お前!!」

サトシが掴みかかるとシンジは
手を振り払い、2人は睨み合った。


サトシ:「ポケモン達をどこへやった、、」


シンジ:「何だと?」


サトシ:「15年前に消えた
俺達のポケモンはどこに居るんだ!!」


シンジ:「何を言い出すかと思えばそれか。
、、さぁな。それは貴様らで調べろ」


サトシ:「お前、、シルフに付いて
自分のポケモン達の事を忘れちまったのかよ!」


シンジ:「相変わらず、自分の物差しでしか
事を考えられん奴だな。付き合ってられん」


サトシをあしらうような態度をとるシンジ。
ため息をつくシンジを見たサトシは
心の中で何かが切れたように沈黙し、
シンジの前で俯いた。


シンジ:「運が良かったな。今の俺には
貴様より大事な任務がある。分かったら
さっさとこの場から、、」



サトシ:「俺と勝負しろ」


シンジ:「何だと?」


サトシ:「お前とは今日ここで決着をつける」


シンジ:「俺との決着だと?もしや貴様、
昨夜のバトルで自分の力を過信している
訳ではあるまいな?貴様の身に何が
起きたのかは知らんが、昨夜のような事は
二度と俺には通用せん。俺の実力が
あんなものだと思っているのなら
貴様は今日確実に、全てを失う事になる」


サトシ:「俺を殺したいならやってみろ。
シンジだろうとシルフだろうと、
何かを奪うような奴はもう放っておけない。
お前は今日ここで、俺が倒す」




シンジ:「、、、ほう。貴様、
ついに覚悟を決めたか。俺に挑む事が
何を意味するか、忘れてないだろうな?」



サトシ:「もし俺が勝ったら、
俺たちの方に付け、、」


シンジ:「貴様らにだと?どういう意味だ」


サトシ:「、、言葉通りだ」


シンジ:「フン、、その様子だと、
貴様らも随分と余裕が無いようだな」


サトシ:「ルールは一対一の一本勝負。
バトル中はトレーナーを狙わず
正々堂々とポケモン勝負をする事。
もし俺が負けたら、その時は
お前の好きにすればいい」


シンジ:「殺すも生かすも俺次第、、か。
面白い。今日は別の用事でここへ来たが、
貴様の始末を出来るのであれば
俺の計画の手間が省ける。
その勝負、受けてやる」


サトシ:「変わっちまったな、、お前」


シンジに背を向けるとサトシは距離をとり、
腰からモンスターボールを取り出した。


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