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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
239 そして…
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ぜん)と朝日が降り注いでいて、明けない夜なんて無い≠フだと──至極当たり前な事を教えてくれている様であった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

後に通称される第二次魔法界大戦≠フ終戦から一年以上が経過している1999年の8月1日。1998年9月1日にホグワーツへ復学した俺達は無事【ホグワーツ魔法魔術学校】を同期からしたら一年遅れでだが卒業出来た。

ホグワーツを卒業して一月程度しか経過していないが、俺、アニー、ハーマイオニーの3人はイギリス某所の上空で箒に跨がっていた。

いつぞやダンブルドア校長へ説明した通り、逆転時計(タイムターナー)≠ナ過去に飛んで、過去の俺に未来の知識≠渡しに行く──フリをしなければならない。

……ちなみにアニーの知識≠ヘホグワーツを卒業した時点で解放してあり、主要の死亡メンバー≠ェほとんど生存していると云う──おおよそ完全無欠なハッピーエンドに、アニーがあは、あはは、あはははは。なぁに、これぇ?≠ニ、乾いた笑みを浮かべていたのは記憶に新しい。

閑話休題。

スネイプ先生からの言伝通り、ホグワーツに戻ってダンブルドア校長からの言伝(ゆいごん)を呼び寄せ≠トみれば、そこには一行で全て書ききれそうなくらいの数列であったが、直ぐにそれが座標である事が判明。

そしてその地点に行ってみれば、そこには逆転時計(タイムターナー)≠ェ。……要は、その逆転時計(タイムターナー)≠ヘ辻褄合わせをしろ≠ニ云う、ダンブルドア校長からのお達しなのだ。

……尤も、実際には俺の知識≠ヘ未来知識≠ニ云うよりは原作知識≠ネのだからそんな昔に飛ぶ必要はなく、1時間前≠ノでも飛んで、どこか適当なところで服を着替え、それから二人に合流すれば良いだけの簡単な仕事だ。

「じゃあ11年後に」

俺はそうアニーとハーマイオニーに言い残し、1時間前≠ノ飛んだ。

SIDE END
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