【ハリー・ポッター】編
239 そして…
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─ハーマイオニーからは不機嫌さがまだ抜けていない返事が。
ハーマイオニーにはお辞儀さん≠フ決戦について隠し通しておけなくなり、すべて話す羽目になったのだ。……当然、俺とアニーはハーマイオニーに内緒で危ない真似をしたし、ハブられたと感じたハーマイオニーは俺とアニーに激怒した。
……今のハーマイオニーはこれでもまだ落ち着いている方で、俺とアニーが秘密にしていた事全てをぶっちゃけた当初はすわバーサーカーか?≠ニ思わされるくらい怒り猛ったが、幾分かハーマイオニーを発憤させてから謝罪する時の最終兵器である何でもする≠ニ云うおなじみの語句を言ったところで漸く落ち着いてくれた。
「あ、そういえば」
クリーチャーに淹れてもらったコーヒーを呑んでいると、アニーが何かを思い出した様に口にする。
「来てたよ、牝鹿の守護霊∞=v
「何て?」
「言伝≠ヘホグワーツに在り>氛氓サして、これで君の母も浮かばれる≠セって」
「……そうか」
俺の知る限り、牝鹿≠守護霊≠ニしているのはアニーともう一人しかいない。……つまり、もう一人>氛气Xネイプ先生は、今のところは少なくとも守護霊≠送れるくらいには身の安全が保障されている状況にあるらしい。
……スネイプ先生は、お辞儀さん≠フ信頼に15年以上も応えたフリをしつつ、お辞儀さん討滅≠ニ云うダンブルドア校長の本懐に見事応えた凄腕の蝙蝠だ。俺達が気を揉むまでも無くどこでも巧くやれるハズ。
(……後は──オリバンダーさんの事はどうにでもなるとして…)
オリバンダーさんは≪プロメテウス≫の召集で使用していたコイン≠ナネビルなりを経由して、ドビーにお願いすれば救助は容易だろう。
そして、お辞儀さん≠フ最右翼であったベラトリックス・レストレンジを無力化出来た今、他に見逃しは無いか?≠ニ自問自答してみる。
「あー…」
「どうしたのよ、いきなり?」
とりあえずは勝ったな≠ニ、そう確信した俺は、どれくらい振りになるだろうか──そこで漸く真に脱力する事が出来た。
「……なんか、やっと肩の荷が降りた気分だと思ってな」
「……あー、それあるかも」
「……ええ、確かにそうね」
クリーチャーのコーヒーのおかげなのか、少し怒りが抜けてきたハーマイオニーの問いに返せば、二人とも俺に追従するように安堵の息を洩らす。……漸くアニー・ポッター≠予言≠ニ云う不可逆の軛から解放する事が出来たのだ。その達成感や喜びは一入だった。
ふと、窓の外を見れば【グリモールド・プレイス12番地】に燦然(さん
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