【ハリー・ポッター】編
236 ラブグッド家へ
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「……? 何かね、そのお願い≠ニやらは」
「単刀直入に申します。【ザ・クィブラー】でボク──アニー・ポッター≠擁護する記事を書かないで下さい」
「っ、アニー、どうして?」
訝るゼノフィリウスさんをよそにアニーは告げると、予想外だったのだが、ゼノフィリウスさんより先にルーナがアニーの頼み事≠ノ食いついた。
「……それは貴女のためよ、ルーナ」
「……グレンジャーさん──でしたな。どうしてアニー・ポッター≠擁護する記事を書かないことがルーナのためになるのか訊いても?」
「ええ。……昨日のビルとフラーの結婚式に来ていたルーナとラブグッドさんも知っての通り、魔法省は例のあの人≠ノ掌握されました」
「ああ、知っているとも」
「あんな事≠ェありましたものね」
ゼノフィリウスさんの反応を見ながらハーマイオニーは「こほん」と咳払いを一つして、逸れていた話題を元に戻す。
「……とりあえずはこれだけは自信を持って言えます。もう、ホグワーツも全くの安全地帯とも言えなくなりました>氛氓ニ」
「グレンジャーさん、君はもしかしてこう言いたいのかな? ……魔法省が敵として迫ってくる>氛氓ニ?」
ばかばかしい≠ニでも言いたげなゼノフィリウスさんに、ハーマイオニーは「ええ」と短く返してそれから理路整然と現状≠教えていく。
「例のあの人≠ヘスクリムジョールの後任として息の掛かった$l物──もう言い繕う必要は無いですね。……例のあの人≠ヘスクリムジョールの後任として服従の呪い≠ェ掛かった人物を据えるでしょう」
「……スクリムジョール氏なら服従の呪い≠ノ対して抵抗し得ただろう──そう考えるとあり得ない話ではない」
「はい。……そしてそれは、ホグワーツに干渉出来る下地が出来たと云う事でもあります」
「……グレンジャーさん、貴女の言葉は理解出来る。……しかし、いくら名前をいってはいけない例のあの人≠ェ魔法省を掌握して──それでホグワーツの新しい校長を≪死喰い人≫を任命出来るようになったとしても、ホグワーツの理事会がそれに従うだろうか」
「従わなかった結果≠、貴方も見ているはずです」
「……っ…」
ゼノフィリウスさんは従わなかった結果>氛气Xクリムジョールの事を思い出したのか、眉を深く顰め、ようやく事の重大さ≠十分に理解出来たのか重々しく口を開いた
「従わなければ殺される、か…」
「従わなければ殺す──必要もありませんね、ここまで来れば。……もう魔法省の人々は例のあの人≠ノ従うほかありませんし──ねぇ?」
ハーマイオニーはルーナに意味ありげな視線を送りつつ「特に家族がいる方々
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