【ハリー・ポッター】編
233 白£トちて
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
羊皮紙の1枚にはこう書かれていた。
――――――――――――――
………認可証………
ロナルド・ランスロー・ウィーズリー
【ホグワーツ魔法魔術学校】が校長、アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアの名に於いて1997年9月1日より上記の生徒の無期限休学≠認可する。
ならびに復学時期、要否は上記の生徒の任意とする。
1997年6月15日
【ホグワーツ魔法魔術学校】校長、アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア
――――――――――――――
三枚の内の1枚にはそのような内容が認められていて、他2枚の羊皮紙は[ロナルド・ランスロー・ウィーズリー]の字が[アニー・リリー・ポッター]と[ハーマイオニー・ジーン・グレンジャー]と名前がそれぞれ変わっている。
お辞儀さん%「滅≠フ手順を踏むにあたり、さすがにこのままホグワーツに通う≠ニ云う選択肢を取れなかったので、ダンブルドア前校長に前以て認めてもらっておいた物だ。
「貴方がた三人が──特にポッターがアルバスと某かの謀をしているのは理解していますが、悪いことは言いません。……教師や大人を頼りなさい」
「……それは全部話せ≠ニ云うことですか?」
「………」
アニーが問えばマクゴナガル先生は口を噤む。それは言外の肯定であった。……当然俺達はマクゴナガル先生からの提案は受け入れられない。
「………」「………」「………」「………」
四者四様に口を閉ざし校長室にえもいわれぬ静寂が訪れ、そこで俺は意を決して口を開く。
「マクゴナガル先生。結論からいってしまえば、俺達三人は先生の指示に従う事が出来ません。……ダンブルドア前校長からとある使命≠与えられているからです」
「……ウィーズリー、すでに状況は変わってしまっています。それに気付けない貴方ではないでしょう?」
(……はぁ──マクゴナガル先生なら気付いてもおかしくなかったんだが…)
思わず内心で嘆息。
どうしてマクゴナガル先生は休学届≠ニ云う、判りやすいまでのヒントが有るのに気付けないのか。予想以上にアルバス・ダンブルドア≠ニ云う存在はそれほどまでに強かったらしい。……少なくともマクゴナガル先生の思考能力すらをも鈍らせるくらいには。
そこで俺は少し温くなったホットココアに口を付け、「話は変わりますが」と前置きしてマクゴナガル先生に問う。
「……マクゴナガル先生は魔法省がどれくらい保つ≠ニお思いですか?」
「……ウィーズリーがどのような意図でそのような質問をしたかは判りませんが─
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ