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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
232 引導
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お辞儀さん≠(たお)すまでのスケジュール表≠ナ。

例とするなら[フレッドとジョージから“忍びの地図”を入手する][3年になるまでに守護霊の呪文(パトローナス・チャーム)¥Cめておく][在ったり無かったり部屋≠ヘ超便利]などの文が箇条書き的に記されている。

……もちろん、対外的には最後の分霊箱(ホークラックス)∞≠ナあるロケット≠フ経緯(いきさつ)についての詳細な記述や──ダンブルドア校長の事も記されている。

「……ふむ…」

「ロン、これ≠チて…」

数分羊皮紙てにらめっこしていたダンブルドア校長とアニーはとある一文に目が釘付けとなったのが判った。

その一文とは[6年の終わり頃アルバス・ダンブルドア、ドラコ・マルフォイを庇う為にセブルス・スネイプに討たれれる]と云う一文で、ダンブルドア校長はその一文を指しながら俺に(たず)ねてきた。

「……君がこの情報を出し渋ったのは、この一文が在ったからかな?」

「……はい」

俺は言葉少なに頷く。ここは変に言葉を付け足すべきところでは無いと判っていたから。

……ちなみ、にこの羊皮紙を作成したのはここ1ヶ月のことで、念には念を押して魔法≠ニは違う系統の力である時間操作系のスキルで羊皮紙自体の時間も弄ってあったりする。

閑話休題。

さらにちなみに──10年前といえば、記憶≠継承出来た年でもあったのも丁度良かったとも云える。

また閑話休題。

ダンブルドア校長は羊皮紙の紙面で視線を左右させるのを止めると十数秒ほど黙りこみ、(やが)て口を開く。

「……色々疑問は有るが取り敢えず訊きたい──ロンはなぜ、儂にこの重要な情報を見せてくれたのじゃろうか?」

ダンブルドア校長もあるべきであろう──[アルバス・ダンブルドアにこの羊皮紙≠見せる]と云う文が見当たらないのに目敏く気付いたのか、そんな事を訊いてくる。俺の答えは決まっていた。

「ダンブルドア校長と定めている未来≠ェ一緒だからではないでしょうか」

「っ!!」

(………?)

「……校長先生?」

定めている未来=Bそれは云うまでもなくお辞儀さん≠フ討滅≠ナある──はずなのだが、ダンブルドア校長は息を呑み、俺を見たまま固まった。アニーも心配そうにダンブルドア校長を見て、それから確認する様に俺を見るが俺はそのアニーのアイコンタクトに対して首を横に振ることで応える。

地雷でも踏んだかと思ったが、ダンブルドア校長の顔には憤怒≠ニかそういう負の感情めいたものは感じられなくて、寧ろどちらかと云えば驚愕≠ニか、呆気に取られた様な表情であったのだが、どちらにしても全くもって検討がつかな
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