【ハリー・ポッター】編
231 巻いていくスタイル
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)≠セったのじゃ」
君達∞二年生の頃≠ニ云うダンブルドア校長先生の言葉で直ぐに思い付いた。二年生の頃、ボク、ロン、ハーマイオニーは校長先生へ闇の魔術が施された物を提出していたのだ。
「……日記≠ナすね? ……だとするなら殺されたのはマートルでしょうか?」
「その公算は高いじゃろう」
日記≠ノついての事実の補完はそこまでに、何故かボクとダンブルドア校長先生の間に沈黙が訪れたので、ボクはその沈黙を切り裂く様に「ところでですね」と前置きしてからロンからの預かりもの≠ノついて切り出した。
「……この巾着ですが…」
「実を云えばアニーが入って来た時から気になっておった」
「ロンから預かっていたものなんですけど…」
実はスラグホーン先生の記憶を見た後で出すように=Aとロンに言われた事は黙っておく事にして校長室に設えてある机の上に中身を取り出す。……実は、ボクは巾着に何が入っているかは知らなかったので地味に楽しみだったり…。
「これは…っ!」
「おおっ…!」
巾着から出てきた物品の総数は2つで、それらどういうものなのか≠理解出来てしまったボクとダンブルドア校長の呻き声が校長室に溶けていく。
巾着から出てきたのは豪奢な装飾の鷲だか鷹だかを象ったティアラと細やかな細工が施された金のカップと──芸術品として見るなら、一見何の変哲もないものだが、カップの側面に施されている穴熊≠フ装飾を見て、ティアラを象っている生き物≠燔A鎖的に理解出来てしまったのだ。
ティアラが象っているのは大鷲≠ナ、穴熊≠ニ大鷲≠ヌちらもこの学校──【ホグワーツ魔法魔術学校】に馴染みの深い生き物だ。……何しろ校章に採用されるくらいだから…。
ダンブルドア校長先生もそれは勿論理解出来ているようで、ティアラとカップを数分検分すると「……すっかり闇の魔術の気配が消えておる」と呟いてから、ボクに訊いてきた。
「アニー、ロンからこれら≠ノついて詳しい話は聞いておるかな?」
「いいえ、ボクは今初めて巾着の中を出しました。……でも、これら≠ェ贋作と云う可能性は…?」
「……いや、それはない。間違いなく本物じゃ」
一応、真贋を訊いてみるが、ダンブルドア校長先生の言葉は予想通りだった。
「……では、やはりこれら≠ヘ分霊箱≠セったものですか?」
「左様。辛うじてじゃが闇の魔術の残滓が感じられた。……ヴォルデモートのの気質から鑑みても、分霊箱≠セったと見て間違いないじゃろう」
「ヘルガ・ハッフルパフとロウェナ・レイブンクロー所縁(ゆかり
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