123部分:ヴァルハラの玉座その四
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大な竜を倒した剣の名は」
「卿もそう思うか」
「貴方はその剣で以って竜を倒される」
「帝国という竜を」
「ジークフリート=ヴァンフリート」
パルジファルはここで彼の名を呼んだ。
「貴方も私も同志なのです」
「帝国を倒す為の同志か」
「はい。私はそうした同志達に力を貸す為に銀河を巡っています」
「帝国を倒す為に」
「クリングゾル=フォン=モンサルヴァートは恐るべき男です。彼にこのノルン銀河を預けることはあまりに危険です」
ジークフリートはその言葉に無言で頷いた。それは同意の証であった。
「その為にもこの艦で」
「わかっている」
そして今度は声を出して頷いた。
「必ずヴァルハラの辿り着く。そうだな」
「はい」
彼の話はジークフリートの運命を決定付けるものであった。こうして彼は帝国と本格的に剣を交えることを決意し、戦いの中に身を置くこととなったのだ。パルジファルとの出会いは将に転機であった。
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