【ハリー・ポッター】編
230 3月1日
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──今日は本来はホグズミード行きだったが荒天ゆえにそれは立ち消え、どうせなので久し振りに≪プロメテウス≫の会合を開こうと云う事になった。……それは良い。
……問題は俺がアニーとハーマイオニーに2時間以上早く呼ばれ、首を傾げながら別荘≠ノ入れば、そこにはベビードールを纏って頬──どころか肢体すらも真っ赤に染めたアニーとハーマイオニーが居た事だ。
その時には二人が平静では無いと気付き、永琳印の万能薬を飲ませようとしたのだが二人は受け取らず。
しかも、あろう事かコーマック・マクラーゲンの名前すら出してまで俺に押し倒させたのだ。
……さすがにそこまで云われれば、俺としても腹を括るしかなかった。
「つーか、よくハーマイオニーが納得したよな」
「あー、うん。……まあね」
「……歯切れが悪いな」
ハーマイオニーは些か潔癖なところがあり、こんな事≠するイメージとはそぐわなかったので、そう訊いてみれば、アニーからはやはりと云うべきか歯切れの悪い返事が。
(……服従の呪い≠ヘもちろん論外だとして──よもや媚薬を盛ったわけでも無かろうに…)
他にも錯乱の呪文≠竄轤考察の範疇に入れていくが、どれもピンと来ない。
(……いや、確かにアニーとハーマイオニーを同時に抱けるなんて幸福かつ幸運なんだが──ん? 幸運=c?)
アニー・ポッターとハーマイオニー・グレンジャーと云う美少女のハジメテ≠同時に褥で征服出来た俺は間違いなく果報者で、その事についての幸運≠ノ感謝していると、とある事を思い出した。
「……幸運の液体(フェリックス・フェリシス)≠ゥ」
「あ、バレた?」
「はぁ〜…」
イタズラが見つかった様な反応のアニーに思わず深い溜め息が出たが、とりわけ目くじらを立てるほどの事でもないことだと≠キぐ様思い直す。バックアップ≠ヘ用意してあるので融通出来るからだ。
そして幸運の液体(フェリックス・フェリシス)≠フ効能とは不可能(0)を可能(1)≠ノするのではなく、可能(1)をほぼ確定(95)≠ノすると云う印象だ。
……つまりハーマイオニーは、多かれ少なかれ俺に対してそういう想い≠抱いてくれていたという事だ。
「なぁ、アニー」
「ん? どうしたの、ロン?」
「絶対斃そうぜ。ヴォルデモート」
「うんっ!」
SIDE END
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