【ハリー・ポッター】編
230 3月1日
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して、前者のアニーだが、アニーがパーティーで苦労したのは主催者のスラグホーン先生の所為である。……スラグホーン先生はアニーに、方方の人をひっきりなしに紹介してアニーを困らせた。
……とな風に、スラグホーン先生主催のクリスマスパーティーは、恙無く終わったのだ。……少なくとも俺の主観では…。
そんなこんなでクリスマスが過ぎ、年が明けてアニーにダンブルドア校長からの個人授業≠烽ったりしたが──それから更に二ヶ月が過ぎた3月1日の別荘≠フ夜半。ベッドルームの時計は3時30分を示していた。
……ちなみにアニーの話では3度目の個人授業≠フ内容はマグルのトム・リドルが殺されたと云う旨の内容とスラグホーン先生が若きトム青年に分霊箱≠ノついて訊ねられている内容だったとか。
閑話休題。
キングサイズのベッドには変わり果てた姿のアニーとハーマイオニーが寝息を発てていて、白亜のベッドシーツはこれ以上ないほどに乱れている。……そして極め付けに、シーツには二人の未踏の地を初めて侵した証である2つの染みが…。
「……ヤっちまったぜ…」
「……ヤられちまったぜ>氛氓ニでも言えば良いのかな」
まぁ、つまりはそういう事≠セ。
いつかこんな日が来るかもしれない≠ニ予想していなかった訳では無いが、だがそれでも納得出来るか?≠ニ問われれば首を傾げざるを得なくて、15分ほど時計をぼんやりと眺めてからベッドの縁に腰掛けつつ何となしに呟けば、アニーの声が。どうやらベッドの縁に移動する時の反動か何かで起こしてしまったらしい。
「まだ夜だぞ」
「……あー、もうすぐ4時か」
アニーはシーツで程よいサイズの胸元を隠しながら苦笑している。……そのサマがどうにも扇情的で、アニーを押し倒し4ラウンド目に突入しそうになるが──何とか我慢。禁欲的に過ごしてきたわけではないが、一度壊れた物は壊れやすくなるものだ。
……仙術で無理矢理副交感神経に働きかけて、俗に云われている賢者タイム≠ノ入る。……すると、湯だっていた頭も落ち着いてきて、情事の際にはすっかり飛んでいたアニーに訊ねなければならない事を思い出した。
「アニー」
「ん?」
「……自分が何をしたか判ってるか?」
「うん。……ハーマイオニーと一緒にロンを脅した=v
あっけらかんと宣うアニー。ある意味では、仙術で副交感神経に働き掛けておいて正解だった。でなければ俺はアニーを怒鳴り散らしていただろう。
どうしてこんな事≠ノなったかと云うと、簡単に言えば媚薬を摂取したアニーとハーマイオニーに迫られただけである。
3月1日
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