【ハリー・ポッター】編
230 3月1日
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薬=A効かないと思うんだがなぁ…)
だがしかし──俺にはそんなある種の確信があった。昔、俺はこのテの薬≠ナ痛い目を見た事があり、今は一応ながら対抗手段≠ェ有るので愛の妙薬≠ヘ俺には効かない公算が高かったりする。
……尤も、用心に越した事はないが…。
「……だが、取り敢えずハーマイオニーの忠告通り、クリスマス休暇が明けるくらいまで女子からの食い物には気を付けておこうかね」
「それが良いわね。フィルチがもう少しだけ有能だったらそこまで気を揉まなくても良かったのかもしれないけど」
「そりゃあ酷ってものだよ、ハーマイオニー」
「現実って時々凄く残酷だわ」
そんなこんなで三人で四方山話をしながら歩いている内にいつの間にか図書館の前に着いていて、三人仲良くさぁ宿題をやろう≠ニな気概で入館しようとしたのだが、なぜかマダム・ピンスからはきついお言葉と共に入館お断りをくらった。
……と云うのも、マダム・ピンスとフィルチが、こんな表現だと些かアレだが──懇ろな関係なのはホグワーツに於いて割とポピュラーな噂で、きっとハーマイオニーのフィルチへの悪口をマダム・ピンスが聞いたのだろうと推測した。
手持ちぶさたとなった俺達三人は図書館に入れなかった腹いせ代わりにフィルチとマダム・ピンスの関係を話のタネにしながらグリフィンドール寮の談話室へ戻るのだった。
その道中、俺達と顔を会わせたくなかったのか──マルフォイの気配が離れていくのを確認したり、グリフィンドールの三年生以上のほぼ全員の女子から我先に≠ニ、口に入る物≠プレゼントされたのはご愛敬か。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
結局のところ、俺はアニーとハーマイオニーを左右に侍らせ両手に花¥態でスラグホーン先生主催のクリスマスパーティーへ出席した。
溢れていた者同士≠ニ云う括りなのか、ラベンダーを誘って来ていたマクラーゲンの視線が鬱陶しかったが──スラグホーン先生の紹介でドラゴンに関する研究者を何人かとの良いコネクションが出来たり、料理が美味しかったりと恙無くパーティーは終了した。
逆に割りを食ったのも二人ほど居た。……アニーとパーティーには招待されていなかったマルフォイである。
後者のマルフォイは知識£ハり、スラグホーン先生経由でダンブルドア校長に毒を盛ろうと毒と酒をすり替えて、いざ退散しようとしたところをあえなくフィルチに発見されて、一旦スネイプ先生に連れ出された。
その後の事≠煦皷梏見聞色≠ナ聞いていたが、マルフォイがスネイプ先生から詰問されていて──特に知識≠ニ変わりが無かったので割愛。
そ
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