暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
228 6年目のホグワーツ
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点が加点されるのを聞きながらメインの思考ではとある懸念≠ノついて思いを馳せていた。

……ちなみに、俺が愛の妙薬≠ナ感知した香りは畳≠ニ墨汁≠ノ椿≠フ香りだった。

閑話休題。

写本した某・プリンスの蔵書≠、それこそ摩りきれるまで読んでいる俺達3人は生ける屍の水薬≠ネら正確に煎じる事が出来る。それは良い──否、この場合はそれが問題だ≠ニも言い替えるべきか。

(仲良く三等分≠ノなれば良いんだけどなぁ…)

スラグホーン先生はアーニーに訊ねられたフェリックス・フェリシス≠ノついての説明を飛ぶ鳥を落とすかの様な勢いで語り始める。フェリックス・フェリシス≠ヘ幸運の液体≠ニも云われていてその効能は別名通り、飲んだ者に幸運を齎す≠フだそうだ。

スラグホーン先生は24歳と57歳にの時に飲んだ事があるらしく、朝に30cc──大さじ二杯飲んだだけでもその1日は完全無欠の1日となったらしい。

……正直に云えば、欲しかったりする。

そこでスラグホーン先生が腕時計を見ながら「……ふむ、あと1時間くらいか…」と呟くのが聞こえた。

「さぁ、【上級魔法薬】の10Pを開くことだ。そこに生ける屍の水薬≠フ煎じ方が載っているだろう? そう、今日の授業はその生ける屍の水薬≠フ調合だ。……ただし、だ」

スラグホーン先生の強調されたただし≠ノ、皆は強張る。

「この薬は君達が習ってきた薬より、ずっと難易度が高い事は判っている…。しかし、ただ無為に鍋を掻き回す様を見ているのも楽しくない。……故に、完璧な仕上がりこそ期待していないが──一番よく出来た者にこのフェリックス・フェリシス≠進呈しようと思う」


――ざわ…ざわ… ざわ…ざわ… ざわ…ざわ… ざわ…ざわ…


去年までまずあり得なかった事に魔法薬学≠フ教室がざわついた。……マルフォイが殊更食い付いた事にも気付いた。

「制限時間は授業が終わるまでとする──始めっ!」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

スラグホーン先生の開始の合図に各々に動き始めてから約一週間後。俺、アニー、ハーマイオニーの手元には小瓶に入れれたフェリックス・フェリシス≠ェあった。

……つまりは、スラグホーン先生は俺の(かね)ての望み通り、同時優勝(?)と云うかたちにしてくれてフェリックス・フェリシス≠ヘ仲良く三等分と云う事になったのだ。


―やれ! これは驚きだ! よもや、3人も完璧に生ける屍の水薬≠調合してしまう者が出るとは! 特にアニー、君は正にリリーの再来だ!―


そしてやはりと云うべきか、スラグホーン先生からは特にアニーが──そんな風にが感嘆されたので三人で
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