第七千六話 お風呂から出て
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第七千六話 お風呂から出て
ドイツはお風呂から出てすっきりしたところでまた日本に言われました。
「それではお茶を」
「水分補給だな」
「そして体温の調節に」
このことも兼ねてというのです。
「お飲み下さい」
「酒も飲んでいたしな」
もうそれはすっかり抜けてしまいました。
「余計にだな」
「はい、飲まれて下さい」
「わかった」
他の国の面々もお茶を飲みますが。
ここでドイツはふと気付いたことがありました、それで日本に対してお茶を一杯飲んでから尋ねました。
「奈良時代の日本のお茶は高価だったな」
「はい、非常に」
こう答えた日本でした。
「そして今私達は冷えた麦茶を飲んでいますが」
「この代用コーヒーの様な味のお茶もだな」
「ありませんでした」
ですが飲むのでした、よく冷えた麦茶を。
第七千六話 完
2018・5・1
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