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戦車の設計図を弄ったヤツだや。
新しい腕もその時の金で造っただや」
なんか…複雑…
「大丈夫だや。今の日本の技術じゃ完全なゲルツェコマは造れないだや」
は?
「いや、お前持ってるじゃん」
「タクミちゃんを誰だと思ってるだや?」
あぁ…うん、そうだったな…
「タクミちゃんに勝るエンジニアなんてこの世に居ないだや!」
……………一応コイツと同等のエンジニアを知ってるが…
まぁ…いいや…
「ほら、ゲルツェコマに渡すだや」
「あ、あぁ…」
黒雪姫先輩がゲルツェコマに腕を渡した。
「じゃぁ新しい腕を持つだや」
コロバセがマネキンの右腕を黒雪姫先輩に押し付けた。
コロバセは左腕を持っている。
「じゃぁいくだや」
コロバセが左腕を俺の肩に押し込んだ。
「コネクト・レフトアーム」
『新規の左腕が接続されました。新規の左腕を認証しますか?』
仮想腕部でyesのアイコンを押した。
『新規の左腕を認証しました』
ガチャン!
「ほら、そっちもやるだや」
黒雪姫先輩は右腕を見て…
「いいか?ハルユキ君?」
「ええ、構いません」
「じゃ、じゃぁ…いくぞ?いいな?」
「はい」
そして黒雪姫先輩は恐る恐る右腕を嵌めようとし…
「あぁ!もう!焦れったいだや!初体験のカップルだやか!?」
「にゃ!?にゃにを言って…!?」
「いいからやるだや!」
黒雪姫先輩が腕を押し込んだ。
「コネクト・ライトアーム」
『新規の右腕が接続されました。新規の右腕を認証しますか?』
仮想腕部で再びyesを押す。
『新規の右腕を認証しました。
両腕が接続されました。仮想腕部をクローズしますか?』
yes…
そして新たな両腕に力を込めた。
「どうだや?」
「かなりいいな…動かしやすい」
今までのとほぼ同じように動かせる。
「ちゃんとフィードバックしてるだや」
「してなかったらお前をぶん殴ってる所だったよ」
俺の義手はBICを通し、毎晩データをコロバセに送ってるのだ。
まぁ…そのデータと引き換えに義手をタダで使わせて貰ってるんだがな…
「あ、あと腕の長さが少し伸びてるだや。
慣れるまで気を着けてほしいだや」
「了解」
確かに少し伸びてるな…
まぁ…3日もすれば慣れるか…
「で、この後はどうするだや?」
服を着ていると、コロバセにそう聞かれた。
「あー…今は…十一時か…二時くらいまでここで時間潰させて」
「だや?」
「いや、張り直しの時間考えてこの時間だったんだよ」
「わかっただや…昼御
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