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蒼穹のカンヘル
二十四枚目
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セラフォルーを見た瞬間ヴァーリは俺のワンピース(尻尾とか翼とか出しやすいから)の裾を握って後ろに隠れた…超可愛いんだけど…

セラフォルーは机に座って書類を書いていた。

内容は…あぁ…悪魔堕天使間の密約の件か…

ただ名前が"姫島条約"ってのはどうなんだろうか…?

「おや?どうしたんだい少年?」

「ヴァーリにも見せてやりたくてな。
あと出来れば領地管理のノウハウをだな…」

「ふーん…ま、いいよ。
じゃぁ……はい、これあげるよ☆」

セラフォルーが差し出したのは印章紙だった。

「どこ行き?」

「君の領地だよ☆」

「?」

領地の印章紙は既に受け取ったが…?

「まぁまぁ、行って見なよ☆」

なら…行くか…

「ヴァーリ、跳ぶよ」

「うん」

印章紙に魔力を流し…










「ふぉぉ!?何ぞこれ!?」

印章紙で跳んだ先には、豪邸があった。

ん?ドアになんか貼ってあるな…

[少年へ。
この邸宅は君の別荘兼領地の管理所だからね☆
領地管理の仕方は本に纏めて中に置いてあるよ☆
ps ヤリ部屋じゃないので自重しましょう]

「ヤルかあのアホンダラァァァァァ!」

しかも追伸を真面目トーンで書くな!せめて星付けろよ!?

紙をベリッと剥がして燃やす。

「どうしたのカガリ?」

コテンと首を傾げたヴァーリに何でもないと返し、玄関のドアを開けた…

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