暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2031話
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る。
 そう考えれば、荒垣がペルソナを使いこなせずに暴走させていた理由も分からないではない。もっとも、コロマルは最初からケルベロスを使いこなしていたが。
 その辺りは、人間じゃなくて動物だからこそどうにかなった……のだろう。
 有里は元々ペルソナチェンジという特殊な能力を使っているから、ペルソナの進化に関しては問題外だし、チドリは普通のペルソナ使いではなく、強引に覚醒させられたペルソナ使いだ。
 その辺りの事情を考えれば、この2人もペルソナ使いとして覚醒しなくても納得は出来る。
 アイギスはロボットなので、ペルソナが進化しない可能性の方が高いだろうし……そういう意味で、美鶴だけが明確な理由もなく、ペルソナが進化していないんだよな。
 ともあれ、そんな訳で、現在S.E.E.S……いや、ゆかりも含めるから、ペルソナ使いの中で、と表現すべきなのかもしれないが、とにかくそんな感じで、美鶴だけがペルソナ使いとして1歩遅れた状態になっていた。
 そして美鶴がそれを気にしているのも、これまでの付き合いから察するのは難しい話ではない。
 ……もっとも、ペルソナの進化には人間的な成長が前提となる以上、そう簡単にどうこうと出来る訳ではないのだが。
 そもそも、ゆかりの場合は俺とのキスの後だったが、母親との関係がある。
 だが、順平は特に何かを乗り越えた訳ではなく、純粋にチドリとのキスで進化したらしい。
 まぁ、俺が聞かされていないだけで、チドリとの会話の中で人間的に成長する何かがあったという可能性は十分にあるが……それを言えといっても、順平はまず言わないだろうしな。
 ともあれ、そんな訳で俺はこうして美鶴の気分転換に付き合っているのだった。
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