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正義派官僚
第二章
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 時間があればチェックした、するとさらにだった。
 この次官のこともわかっていった、そのわかったことはどうだったかというと。
「何かね」
「随分胡散臭い人みたいね」
「風俗通いしてて?」
「貧困調査とか言って」
「天下りを蹴られて」
「その腹いせに総理大臣を陥れるつもり?」
「それで動いてるの?」
 ネットではそう書かれていた。
「忖度が問題あるって言って」
「西の方にこれまで獣医学部少なかったから」
「総理大臣としては作るべきだって考えていて」
「それで四国の方の知事さんも是非にって言って」
「それでだったの」
「作ったものが」
「眠震党は潰そうとしてるの」 
 ネットで書かれていることをだ、夏帆は話していった。
「玉金さんが」
「これ西日本のこと考えてないわよね」
「獣医学のことも」
「しかも忖度が無理に問題あるって言ってない?」
「言ってるわよね」
「そういえば浅墓新聞嘘で有名よね」
「嘘ばかり書くってね」 
 この新聞社の悪名は既にネットではあまりにも有名だったので彼女達も知っていることだった、意図的に捏造を垂れ流す新聞社だと。
「その浅墓と組んでなの?」
「次官さん総理大臣に仕返ししようとしてるの」
「失脚させてでも」
「この人何処が正義派なの?」
「貧困調査とか言って風俗通いして女の子と遊んでたの」
「それでお金使いまくって」
「その素行も問題になって」
 それでだったのだ。
「天下り先も潰されて」
「それでなの」
「総理大臣を陥としいれるとか」
「何処が正義派なの?」
「全然違うじゃない」
 それこそと言うのだった。
「とんでもない人ね」
「そうみたいね」
「自分の怨みで動くとか」
「何この人」
「マスコミの言うのと全然違うじゃない」
「風俗で私達みたいな歳の女の子の身体触りまくって」
 このことにとりわけ嫌な顔をしたのだった。
「もっといやらしいことして」
「何この人」
「最低じゃない」
「それもしょっちゅう通ってたらしいし」
「何処にそんなお金あったのよ」
「それで天下り先潰されて怨みでとか」
「これはね」
 夏帆もこう言った。
「本当に最低の人みたいね」
「卑しいわよね」
「そうよね」
「それもかなりね」
「こんなのがお父さんだったら嫌よ」
「私も」
「というかマスコミって何なのよ」
 夏帆の顔は軽蔑しきったものだった、その軽蔑は元次官であったその人物だけでなくマスコミにも向けられていた。
「こんな人持て囃すとか」
「正義漢みたいにね」
「勇気ある告発者とか」
「そんな風に言ってるけれど」
「これ嘘よね」
「それもわざとの」
 確信犯でのとだ、夏帆の友人達も話した。
「この人とマスコミグルよね」

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