第二章
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「読者さんからの人気も高いのよ」
「それでなんですね」
「その人気に応える様にね」
「しっかりと演じないと駄目ですね」
「有紗ちゃんにとっては本当のはじめてのレギュラーだから」
そうした役だからとだ、由美は強く言った。
「とりわけね」
「気をつけてですね」
「演じてね、そのキャラ出番も多いし」
このこともあってというのだ。
「主人公とお友達三人の次にね」
「確かに出番多いですね」
原作を読む限りはだ。
「もう一方のライバル役で」
「しかも取り巻きのキャラの娘達の声優さんも主人公側のキャラの声優さん達もね」
「うわ、皆さん先輩ばかりで」
有紗はそちらもチェックして驚きの声をあげた。
「レギュラー何度もされている人ばかりですね」
「レギュラーで初レギュラーは有紗ちゃんだけだから」
「このこともですね」
「注意してね」
周りのこともというのだ。
「くれぐれもね」
「わかりました」
「同じ事務所の人も多いし」
その出演声優達はだ。
「大丈夫と思うけれど」
「それでもですね」
「このこともね」
くれぐれもというのだ。
「注意してね」
「わかりました」
有紗はこのことについても由美に素直に答えた。
「そうさせてもらいます」
「色々と大変だけれど」
「はじめてのレギュラーですから」
「頑張ってね」
「わかりました」
「撮影にも出るしイベントも予定されててね」
作品のそれのというのだ。
「ひょっとしたら有紗ちゃんもね」
「出るかも知れないですか」
「有紗ちゃんイベントもね」
何しろデビューしたてと言っていい声優だからだ、養成所を出て事務所に正式所属となってそれで、である。
「まだだれど」
「若しイベントの出演も決まったら」
「そちらも頑張ってね」
「まさかと思いますけれど」
イベントはとだ、有紗は戸惑いつつ由美に言った。
「私はまだ」
「だから出番も人気もあるキャラだから」
そのキャラを演じるからだと答える由美だった。
「そうしたこともね、キャラクターソングも今はまだ予定はないけれど」
「若しかしたら」
「歌うこともね」
キャラクターソング、それをだ。
「あるから」
「何か凄いですね」
「そうなることもあるのがアニメよ」
アニメ声優の仕事だというのだ。
「だからね」
「作品の人気次第で」
「そう、歌うこともあるから」
「そちらのこともですね」
「考えておいてね」
「そうですか、何か敵役ポジションなのに」
「人気があるキャラだから」
作品の中でとだ、また言う由美だった。
「わかっておいてね」
「それじゃあ」
「そう、あとね」
「あと？」
「イベントの時は撮影の時以上にね」
作品のキャスト集合写真だ、
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除